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【通貨】外為サマリー:ドルは下値を探る展開で一時130円80銭台に軟化

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 23日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=130円90銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円70銭弱のドル安・円高となっている。

 22日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=131円44銭前後と前日に比べて1円10銭弱のドル安・円高で取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文から「継続的な利上げ」という文言が削除され、米長期金利が低下したことが影響。日米金利差の縮小が意識されるなか、一時131円01銭まで軟化した。

 米国の利上げ打ち止めが近いとの見方が広がるなか、この日の東京市場でもドルは下値を探る展開となっている。また、イエレン米財務長官が22日の上院歳出委員会小委員会の公聴会で、米国の銀行システムを安定化させるために全面的な預金保険を提供することを規制当局が検討していることはないと述べ、金融システムに対する警戒感が再び強まっていることもドルの重荷となっているようで、午前9時50分ごろには130円80銭台まで下押した。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0884ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0120ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=142円47銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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