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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:マクビープラ、サンリオ、レーザーテク

マクビープラ <日足> 「株探」多機能チャートより
■マクビープラ <7095>  14,820円  +2,990 円 (+25.3%) 一時ストップ高   11:30現在
 Macbee Planet<7095>が急騰。同社は16日取引終了後、23年4月期通期の連結業績予想を修正。営業利益の見通しを従来の16億円から20億5000万円(前期比65.6%増)に上方修正したことが好感されているようだ。売上高予想も170億円から190億円(同31.7%増)に引き上げた。主要取引先である金融業界、ウェルネス業界の既存顧客からの売り上げが堅調だったほか、既存業界や他業界の新規顧客獲得も順調に推移。また、新たに開発したデータ取得技術により分析精度が向上したことも売り上げ増につながっているとしている。

■GAテクノ <3491>  1,279円  +192 円 (+17.7%)  11:30現在
 GA technologies<3491>が急伸した。16日の取引終了後に発表した23年10月期第1四半期(22年11月~23年1月)の連結決算は、売上収益が前年同期比38.9%増の240億7500万円、最終損益は4億9900万円の赤字(前年同期は5億6100万円の赤字)となった。季節要因で第1四半期の業績が低調となる傾向があるなかで赤字幅が縮小したほか、投資・運用市場向けの「RENOSYマーケットプレイス」事業や賃貸・管理業界向けの「ITANDI」事業の成長率の高さも好感され、買いを集めたようだ。「RENOSYマーケットプレイス」のセグメント利益は前年同期比3.2倍、「ITANDI」のセグメント利益は同2.9倍に拡大した。

■サンリオ <8136>  4,885円  +700 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 サンリオ<8136>がストップ高の4885円に買われている。16日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を623億円から706億円(前期比33.8%増)へ、営業利益を70億円から129億円(同5.1倍)へ、純利益を40億円から76億円(同2.2倍)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を15円から20円へ引き上げたことが好感されている。第3四半期累計(22年4~12月)決算で、国内、海外ともに物販などの需要が計画を上回って推移しているほか、構造改革により売上原価率が低減し、計画を上回る決算となったことが要因としている。また、ライセンス事業が国内外で堅調に推移していることも貢献する。なお、年間配当は35円(前期16円)となる予定だ。同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高516億2500万円(前年同期比33.9%増)、営業利益106億200万円(同5.2倍)、純利益67億9000万円(同2.1倍)だった。

■スカイマーク <9204>  1,232円  +63 円 (+5.4%)  11:30現在
 スカイマーク<9204>が急反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は16日、同社株のレーティングを新規「オーバーウエート」でカバレッジを開始した。目標株価は1800円とした。「単価値上げと規模拡大による利益成長力が魅力」と指摘。23年3月期の営業損益は会社予想の31億4100万円の黒字(前期は166億9400万円の赤字)に対し38億4000万円の黒字への上方修正を予想。24年3月期の営業利益は73億8000万円、25年3月期の同利益は101億9000万円と大幅な増益基調が続くと予想している。

■レーザーテック <6920>  22,575円  +720 円 (+3.3%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株が高い。16日の米株式市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4%高と急伸。経営不安が続く米地銀のファースト・リパブリック・バンク<FRC>に対して米大手銀行が支援を行うことが明らかになり、金融システム不安が後退するなかハイテク株が買われ、米半導体大手のエヌビディア<NVDA>などが上昇。この流れを受け、東京市場でも半導体関連株が堅調な値動きとなっている。

■寿スピリッツ <2222>  8,600円  +90 円 (+1.1%)  11:30現在
 寿スピリッツ<2222>が6日ぶりに反発している。16日の取引終了後、23年3月期の期末一括配当予想を30円から70円へ引き上げたことが好感されている。なお、前期実績は30円だった。

■テレ朝HD <9409>  1,490円  +10 円 (+0.7%)  11:30現在
 テレビ朝日ホールディングス<9409>は反発している。16日の取引終了後、23年3月期の期末配当予想を20円から30円へ引き上げたことが好感されている。年間配当は50円(前期50円)となる予定だ。

■ビジョナル <4194>  7,850円  -1,100 円 (-12.3%)  11:30現在
 ビジョナル<4194>が急落している。16日の取引終了後に発表した第2四半期累計(22年8月~23年1月)連結決算を発表しており、売上高264億300万円(前年同期比34.2%増)、営業利益58億2500万円(同42.2%増)、純利益41億4400万円(同45.8%増)と大幅増益となったものの、通期計画に対する進捗率が営業利益で47%にとどまったことが嫌気されているようだ。プロフェッショナル人材に対する求人意欲の継続を背景に、主力のビズリーチ事業が好調に推移しグループ全体の業績を牽引した。またHRMOS事業で、無料で年末調整の電子化に対応できるクラウド年末調整申告システム「HRMOS年末調整」をリリースしたことなども寄与した。なお、23年7月期通期業績予想は、売上高560億円(前期比27.4%増)、営業利益125億円(同50.9%増)、純利益83億3000万円(同42.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■大成建設 <1801>  4,100円  -330 円 (-7.5%)  11:30現在  東証プライム 下落率4位
 大成建設<1801>は急落。16日の取引終了後、札幌市内で建設中の大型複合ビルに関し、工期の延伸が必要になったと発表した。今回の問題を受け、担当役員2人の引責辞任も発表している。今後の受注活動への影響などを懸念した売りが優勢となったようだ。鉄骨工事に関する発注者からの指摘事項に対応し検証したところ、複数の箇所において発注者と定めた品質基準を満たさない鉄骨建方及びスラブ厚の精度不良が発覚。鉄骨精度計測値については、一部実測値と異なる数値の報告があったという。完成時期は2024年2月を予定していたが、26年6月末に延期する。今後、工事原価の増加などが見込まれるとし、業績への影響が重要であると判明した際には適時適切に開示するとしている。

■EduLab <4427>  491円  +80 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 EduLab<4427>が急騰。16日の取引終了後、米オープンAI社の「GPT-3.5」を活用した、新たなAI自動採点エンジンの提供を開始すると発表しており、好材料視されている。同社では、これまで人が行っていたテストの採点業務の自動化を推進するため、19年からAIを活用した自動採点技術の研究・開発に取り組んでいるが、今回、「ChatGPT」にも搭載されているオープンAIの自然言語処理の人工知能モデル「GPT-3.5」を活用した、新たなAI自動採点エンジンの開発に成功したという。これにより、自社で提供する語学ラーニングツールに導入し、約95%という高い精度での自動採点を実現したほか、より適切な表現をAIが提案するなど今後の学習にも役立てることが可能になるとしている。

■セーラー広告 <2156>  342円  +54 円 (+18.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 セーラー広告<2156>が一時ストップ高まで買われ、昨年来高値を更新した。同社は16日、子会社のアド・セイルと三井住友カード(東京都江東区)が協力し、行政・自治体向け観光マーケティング支援サービスの提供を開始したと発表しており、これが材料視されているようだ。このサービスは、行政・自治体が観光振興を目指す際に、キャッシュレスデータを用いて観光消費を分析し、その結果をもとにターゲティング、送客及び広告配信、送客及び広告配信の結果を、観光消費額で効果検証するもの。今後も両社の協働により観光マーケティングに関わるマーケターの課題解決に向けサービス開発を続けるとしている。

■太洋基礎工業 <1758>  7,190円  +690 円 (+10.6%) 一時ストップ高   11:30現在
 16日に発表した「9.92%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の9.92%にあたる7万株(金額で4億5500万円)を上限に、3月17日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

■Hamee <3134>  901円  +75 円 (+9.1%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 Hamee<3134>が急反発。16日の取引終了後に23年4月期第3四半期累計(22年5月~23年1月)の決算を発表し、営業利益は前年同期比37.6%減の11億6900万円だった。大幅減益となったものの通期計画(10億1400万円)を上回ったことから、業績への過度な警戒感が後退する形で買いが先行しているようだ。スマートフォン用アクセサリーなどを手掛ける主力のモバイルライフ事業の減収や、新規事業分野への先行投資が響いた。売上高は同5.6%増の105億4200万円と増収を確保した。なお、通期見通しは据え置いている。

■サイバートラスト <4498>  3,415円  +260 円 (+8.2%)  11:30現在
 サイバートラスト<4498>が急伸。16日の取引終了後、23年3月期末に35円の配当を実施する予定だと発表した。初配の実施を好感した買いが集まったようだ。3月31日を基準日とする。4月1日付の1対2の株式分割を考慮したベースでは17円50銭。これまで同社は配当を実施してこなかったが、今期の売上高と営業・経常・最終利益は過去最高を見込んでおり、株主に対する継続的な利益還元が可能になったと判断した。年1回の剰余金の配当を安定的かつ継続的に実施することを配当の基本方針としている。

■ファンペップ <4881>  196円  +13 円 (+7.1%)  11:30現在
 ファンペップ<4881>が急反騰。16日の取引終了後、大阪大学大学院医学系研究科との共同研究の成果である抗体誘導ペプチド「FPP005」の共有特許について、全世界での独占的な研究開発、製造、販売、並びに第三者への実施許諾(再実施許諾権付)を可能とする契約を大阪大学と締結したと発表したことが好感されている。FPP005は、標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドの開発化合物。IL-23は、さまざまな炎症性疾患の病態に重要な役割を担っており、先行する抗IL-23抗体医薬品は尋常性乾癬、関節症性乾癬、クローン病及び潰瘍性大腸炎などの幅広い疾患を対象に開発が進み、既に世界市場は数千億円規模まで拡大している。同社では、23年内の臨床試験開始を目指して前臨床試験を進めるとともに、製薬会社への導出活動を行うとしている。なお、同件による23年12月期の研究開発費の見込み額に変更はないとしている。

●ストップ高銘柄
 ヘッドウォータース <4011>  10,430円  +1,500 円 (+16.8%) ストップ高   11:30現在
 ANYCOLOR <5032>  5,350円  +705 円 (+15.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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