市場ニュース

戻る
 

【材料】アーレスティが急落、今期最終益予想「未定」に修正し警戒感広がる

アーレスティ <日足> 「株探」多機能チャートより
 アーレスティ<5852>が急落した。15日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想を見直した。売上高と営業・経常損益の見通しを引き下げたほか、これまで10億円の黒字としていた最終損益の予想を未定(前期は51億8900万円の赤字)に修正した。これを受け、業績の先行きに対する警戒感が広がり、売りが膨らんだようだ。

 売上高の見通しは1461億円から1410億円(前期比21.2%増)、営業損益の黒字額の見通しは15億円から1億5000万円(前期は24億2200万円の赤字)に見直した。自動車メーカーの生産計画の下振れなどを背景に、受注量が前回予想を下回る見込みとなった。

 東松山工場の土地譲渡に伴う特別利益を計上する一方、同社及び連結子会社が保有する固定資産を巡り「固定資産の減損に係る会計基準」などに基づき、将来の回収可能性を精査中とし、最終損益の予想を未定とした。開示が可能になった段階で速やかに公表するとしている。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2023年03月16日 13時19分

株探からのお知らせ

    日経平均