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【市況】株価指数先物【引け後コメント】 自律反発の域は脱せず、75日、200日線が位置する2万7000円水準での攻防


大阪6月限
日経225先物 27050 +150 (+0.55%)
TOPIX先物 1941.0 +23.0 (+1.19%)

 日経225先物(6月限)は、前日比150円高の2万7050円で取引を終了。寄り付きは2万7240円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7210円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。直後に付けた2万7250円を高値に軟化し、前場中盤には2万6930円まで上げ幅を縮小。その後は2万7000円を挟んで保ち合い、ランチタイムでは2万7070円までの戻りを見せた。後場半ば辺りからショートが強まり、一時2万6840円と下落に転じる場面も見られが、ショートカバーと見られる動きにより2万7000円を上回って終えた。

 日経225先物は朝方の買い一巡後は、概ね75日、200日移動平均線が位置する2万7000円水準での攻防が続いた。後場に入り同水準を下回ると、上値の重さが嫌気される格好からショートの動きが目立った。ただし、終盤にかけて切り返しを見せるなど、短期的な需給に振らされる格好だった。

 また、日経平均株価も75日、200日線を挟んだ保ち合いを継続しており、チャートは前日の価格レンジ内での推移であり、前日同様、「下ヒゲ陰線」の形状だった。東証プライムの騰落銘柄では8割超が上昇し、セクターは東証33業種のうち銀行、保険、鉄鋼、その他金融など26業種が上昇したが、自律反発狙いの短期的なトレードが中心だったとみられる。

 NT倍率は先物中心限月で13.93倍に低下した。一時13.88倍まで下げており、13.91倍辺りに位置していた75日線を下回る場面も見られた。金融システムへの懸念が払しょくされるまではNTショートのポジションは積み上がりにくいと考えられ、75日線および25日線が位置する23.84倍辺りを明確に下回ってくるまでは、反転を想定したNTロングでのスプレッド狙いの動きに向かわせると見ておきたい。

 手口面では、日経225先物はドイツが2200枚、BofAが1220枚、ソジェンが1070枚、JPモルガンが800枚程度の売り越しに対して、野村が2110枚、ABNアムロが1980枚、SBIが680枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はドイツが2050枚、SBIが710枚、バークレイズが550枚程度の売り越しに対して、ゴールドマンが1370枚、ソジェンが1030枚、BofAが1020枚、野村が390枚程度の買い越しだった。


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