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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):パス、コプロHD、マーチャント

パス <日足> 「株探」多機能チャートより
■パス <3840>  57円  +3 円 (+5.6%)  本日終値
 パス<3840>が動意づいている。この日朝方、子会社RMDCが化粧品に特化した「幹細胞培養上清液」に関する特許を取得したと発表しており、これが材料視されたようだ。幹細胞培養上清液とは幹細胞を培養した際に出る上澄みのことで、豊富なタンパク質やサイトカインを含んでいるという。RMDCは同特許により、競合に対する優位性を保ちつつ市場開拓を進めていく。

■コプロHD <7059>  1,231円  +60 円 (+5.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位
 コプロ・ホールディングス<7059>が大幅反発。13日の取引終了後、23年3月期の期末配当予想を30円から40円へ引き上げたことが好感された。年間配当は50円となり、前期実績に対しては10円の増配になる予定だ。

■マーチャント <3121>  290円  +9 円 (+3.2%)  本日終値
 マーチャント・バンカーズ<3121>が底堅い。13日の取引終了後、インターネットカフェ事業からの撤退を発表した。事業の選択と集中に向けた取り組みを評価した買いが入ったようだ。ランシステム<3326>のフランチャイズとして運営してきた「自由空間」の2店舗に関し、2023年5月末をもって第三者に承継。業績に対しマイナスの影響をもたらしていた事業から撤退し、収益体質の強化につなげる。損失額はすでに減損損失として計上しており、今期の業績予想に及ぼす影響も軽微としている。

■システム ディ <3804>  1,406円  +34 円 (+2.5%)  本日終値
 システム ディ<3804>が反発。13日の取引終了後に発表した第1四半期(22年11月~23年1月)連結決算が、売上高9億7500万円(前年同期比22.4%増)、営業利益1億6600万円(同27.7%増)、純利益1億1100万円(同98.8%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。カスタマイズ案件や仕入商品の販売増加が業績を牽引し、計画を上回る売上高・営業利益を計上したという。なお、23年10月期通期業績予想は、売上高46億2100万円(前期比9.2%増)、営業利益9億900万円(同1.3%増)、純利益6億2100万円(同5.1%増)の従来見通しを据え置いている。

■ソリトンシステムズ <3040>  1,007円  +20 円 (+2.0%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 ソリトンシステムズ<3040>が3日ぶりに反発。岩井コスモ証券が13日付で、投資判断を新規「A」、目標株価1750円でカバレッジを開始したことが好材料視されたようだ。同証券では、同社について技術にこだわりを持ち、国産の優れた独自技術を保有する企業と評価しつつ、この優位性が飛躍的な業績伸長にはつながっていなかったと指摘。ただ、業績を更に成長させるべく営業力強化に取り組み、民需を取り入れる体制を構築するなどの変化が生じており、成長曲線を引き上げる可能性があるとみている。今期は前期の特需剥落で減収の見通しも、利益率が高い製品・サービスの販売拡大で営業増益を見込む。このように企業価値が高まっているにもかかわらず、株価はテレワーク関連への期待から上昇する前の水準に戻っていることから割安であるとしている。

■セレンHD <7318>  847円  +14 円 (+1.7%)  本日終値
 セレンディップ・ホールディングス<7318>が反発。13日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を143億6500万円から148億3000万円(前期比7.4%増)へ、営業利益を2億400万円から2億4700万円(同27.3%増)へ、純利益を1億6300万円から1億6700万円(同16.1%減)へ上方修正したことが好感された。アペックスを第4四半期に連結化したことが要因としている。

■IDホールディングス <4709>  975円  +9 円 (+0.9%)  本日終値
 IDホールディングス<4709>が後場に入りプラスに転換。午前11時40分ごろ、23年3月期の期末配当予想を20円から25円へ引き上げると発表しており、好材料視された。年間配当予想は45円となり、前期実績に対して5円の増配になる予定だ。

■学情 <2301>  1,486円  +11 円 (+0.8%)  本日終値
 学情<2301>が3営業日ぶりに反発し、昨年来高値を更新した。同社は13日取引終了後、23年10月期第1四半期(22年11月~23年1月)の単独決算を発表。営業損益が1億1800万円の赤字(前年同期は4億1900万円の赤字)に縮小したことが好感されたようだ。売上高は前年同期比88.3%増の11億2100万円で着地した。高止まりを続ける若手人材の採用ニーズを背景に、20代向け転職サイト「Re就活」や新卒学生向け就職サイト「あさがくナビ」の売り上げが伸長。また、対面での選考・面談の需要から「就職博」も好調だった。なお、通期業績予想については売上高80億円(前期比18.1%増)、営業利益21億7300万円(同34.0%増)とする従来見通しを据え置いている。

■トーエル <3361>  800円  +2 円 (+0.3%)  本日終値
 トーエル<3361>がしっかり。13日の取引終了後に発表した第3四半期累計(22年5月~23年1月)連結決算が、売上高203億9900万円(前年同期比11.9%増)、営業利益14億4700万円(同35.7%増)、純利益10億7500万円(同31.5%増)と大幅増益となったことが好感された。LPガス輸入価格の高騰に伴う販売価格の上昇により、エネルギー事業の売り上げが伸長したことに加えて、ウォーター事業の製造原価低減効果も利益増に寄与した。なお、23年4月期通期業績予想は、売上高274億3000万円(前期比5.8%増)、営業利益20億円(同18.4%増)、純利益13億9000万円(同31.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■tripla <5136>  2,402円  -500 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値
 tripla<5136>がストップ安。13日の取引終了後に発表した第1四半期(22年11月~23年1月)単独決算が、売上高2億6300万円、営業利益5400万円、最終利益3700万円となり、前年同期は四半期決算を開示していないため単純比較はできないものの、通期計画に対する進捗率が営業利益で21%にとどまることが弱材料視されたようだ。主力の宿泊予約エンジン「tripla Book」の施設数が前期末から149施設増の1769施設へ、宿泊施設特化型のAIチャットボット「tripla Bot」の施設数が同44施設増の1132施設となり業績を牽引した。なお、23年10月期通期業績予想は、売上高11億7400万円(前期比43.7%増)、営業利益2億5500万円(同3.1倍)、最終利益1億8800万円(同2.5倍)の従来見通しを据え置いている。

●ストップ高銘柄
 TORICO <7138>  1,921円  +400 円 (+26.3%) ストップ高   本日終値
 新東 <5380>  1,746円  +300 円 (+20.8%) ストップ高   本日終値
 ソレキア <9867>  6,070円  +1,000 円 (+19.7%) ストップ高   本日終値
 大谷工業 <5939>  10,060円  +1,500 円 (+17.5%) ストップ高   本日終値
 精養軒 <9734>  1,012円  +150 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 tripla <5136>  2,402円  -500 円 (-17.2%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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