【通貨】外為サマリー:米金利低下を受け一時135円80銭台に軟化
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
9日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円15銭前後と前日に比べて1円20銭程度のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された前週分の米新規失業保険申請件数が弱い内容だったことを受け、米長期金利が低下したことが影響するかたちで一時135円95銭まで軟化した。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げ加速思惑が後退するなか、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開となっている。朝方にはドルの押し目買いで136円40銭台に戻す場面があったものの、きょう公表される日銀金融政策決定会合の結果や今晩発表の米2月雇用統計を控えて追随買いは広がらず。時間外の米長期金利が一時3.86%に低下したことをきっかけに、午前9時40分ごろには135円81銭までドル安・円高が進む場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0599ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0040ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=144円06銭前後と同40銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS