【材料】<動意株・28日>(前引け)=マイクロアド、日本紙、クシム
マイクロアド <日足> 「株探」多機能チャートより
日本製紙<3863>=上値指向継続。製紙業界大手で王子ホールディングス<3861>と2強に位置する。同社は27日に新聞用紙の価格引き上げを発表した。4月1日納入分から10%強相当の値上げを実施する見通しにある。資源価格の高騰や円安による輸入コストの上昇に対応したもので、業界他社もこれに追随する動きをみせる公算が大きい。製品値上げに伴う利益採算の改善を好感する形で買いを呼び込んでいるが、同社のPBRは0.3倍前後と株価指標面でも割安なことから買い安心感が働いている。
クシム<2345>=ストップ高。27日の取引終了後、連結子会社のチューリンガムが、SBIホールディングス<8473>のグループ企業であるSBI VCトレード(東京都港区)とWeb3領域で業務提携したと発表。これを手掛かり視した買いが入ったようだ。チューリンガムは、日本円でオンチェーンのNFT(非代替性トークン)取引ができる「SBI Web3ウォレット」を活用したWeb3プロジェクトの支援を開始する。パブリックチェーンでのNFTを活用したビジネスを検討しているIP(知的財産)保有企業やゲーム企業などのスムーズな参入の実現が可能になるという。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS