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【材料】ゆうちょ銀は続伸、日本郵政の保有株売却発表もいったん悪材料出尽くしとの受け止め

ゆうちょ銀 <日足> 「株探」多機能チャートより
 ゆうちょ銀行<7182>は続伸している。27日の取引終了後、日本郵政<6178>がゆうちょ銀株を売却すると発表した。国内外で最大10億8900万株をめどに売り出す。ただ前週に一部で今回の追加売却と日本郵政の保有比率の低下が報じられており、その影響が株価に織り込まれていた。いったん悪材料出尽くしと受け止めた買いが入ったほか、ゆうちょ銀は自社株買いと消却も発表しており、株価の支援材料となったようだ。

 売り出し価格の決定は、3月13日から16日までの間のいずれかの日に予定する。最終的な株式の売り出し数は需給状況を勘案したうえで、売り出し価格の決定日に決める。また、ゆうちょ銀は東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)において、取得総数8000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.1%)、取得総額700億円を上限とする自社株買いを実施する。取得期間は3月1日から10日まで。取得した株式の全株を3月17日に消却する。

 加えて、取得総数9000万株(同2.4%)、取得総額800億円を上限に、市場買付けによる自社株買いを実施する。日本郵政による売り出し価格の決定日から6営業日後の日から、5月12日までを取得期間とする。ただし3月27日から3月31日は取得を行わない。取得した株式の全株を5月31日に消却する。

出所:MINKABU PRESS

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