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【市況】日経平均VIは上昇、重要イベント控え警戒感は緩まず

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時5分現在、前日比+0.29(上昇率1.88%)の15.69と上昇している。なお、今日ここまでの高値は15.97、安値は15.57。

市場では、米インフレ鈍化の一服が意識されていることに加え、今週は次期日銀総裁候補の所信聴取や米1月の米個人消費支出(PCE)コアデフレータ発表など重要イベントが控えていることもあり、警戒感は緩和しにくくなっている。こうした中、今日の日経225先物は概ね小幅高水準で推移しているが、市場の警戒感は緩まず、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。


【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。

《SK》

 提供:フィスコ

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