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【材料】冨士ダイス---3Qは増収、超硬製品は増収を達成

冨士ダイス <日足> 「株探」多機能チャートより

冨士ダイス<6167>は14日、2023年3月期第3四半期(22年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.1%増の126.94億円、営業利益が同18.7%減の8.94億円、経常利益が同17.5%減の9.57億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同19.6%減の6.58億円となった。

超硬製工具類の売上高は前年同期比1.4%増の33.35億円となった。一部の半導体関連需要が続き、関連工具の販売が堅調に推移したが、熱間圧延ロールの販売が市況の変化等により低調となった。

超硬製金型類の売上高は前年同期比4.9%増の30.72億円となった。自動車の電動化に関連する需要が続き、車載電池用金型の販売が好調に推移した。また、光学素子成型用金型や製缶金型の販売も堅調に推移した。

その他の超硬製品の売上高は前年同期比2.3%増の32.08億円となった。一部の半導体関連需要が続いたことにより、関連する金型の販売が堅調に推移した。また、海外向け超硬素材の販売が中国でのゼロコロナ政策による行動制限の影響が続き低調となった。

超硬以外の製品の売上高は前年同期比3.8%減の30.77億円となった。次世代自動車に関連する自動車部品用鋼製金型やセラミックス工具の販売が堅調に推移したものの、引抜鋼管の売上が低調に推移した。

2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比2.9%増の173.60億円、営業利益が同2.3%増の11.40億円、経常利益が同0.6%増の12.10億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.7%増の8.20億円とする期初計画を据え置いている。

《NS》

 提供:フィスコ

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