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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万7500円を明確に上放れるなか、ショートカバーの動きが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比310円高の2万7800円(+1.12%)前後で推移。寄り付きは2万7780円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7620円)を上回って始まった。その後、2万7820円まで上げ幅を広げると、現物の取引開始後は持ち高調整の動きに向かい、一時2万7660円まで上げ幅を縮めた。ただし、マイナスに転じることはなく、前場半ば以降は再び強い基調となり、終盤には2万7800円を上回ってきた。

 日経225先物は、節目の2万7500円を明確に上放れてきたことで、ショートカバーが強まったようだ。先週末の米国市場でのハイテク主導の下落影響から、東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]が利食い優勢となった半面、為替市場では円相場が1ドル=132円台に乗せ、輸出関連の強い値動きが目立った。もっとも、ファーストリテイリング <9983> [東証P]が3%を超す上昇で日経平均株価をけん引するなかでNTショートは強まらず、NT倍率は先物中心限月で朝方に13.96倍を付けた後はNTロングの動きから、一時14.03倍と前週末の高値(14.02倍)を上回った。

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