【市況】株価指数先物【昼のコメント】 12月日銀会合による急落前の水準を上回る
日経225先物は11時30分時点、前日比460円高の2万7340円(+1.71%)前後で推移。寄り付きは2万7170円とシカゴ日経平均先物清算値(2万7155円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。直後に付けた2万7160円を安値にリバウンド基調が強まり、終盤にかけて上げ幅を広げると、昨年12月の日銀会合後の急落前(2万7310円)の水準を上回ったことから、ショートカバーの動きが活発化した。
日経225先物は寄り付き後まもなく2万7200円を回復するなど、ショートカバーが強まった。米国市場で大型テック株や半導体株が買われた流れから、東京エレクトロン <8035> [東証P]、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などが指数をけん引。日経平均型優位の展開のなか、NT倍率は先物中心限月で13.84倍辺りに位置する25日移動平均線を突破し、一時13.88倍まで上昇する場面があった。
なお、日経225先物は昨年12月の日銀会合後の急落前の水準を回復したことにより、ショートカバーが強まりやすい。一方で、いったんは達成感も意識されやすい水準であろう。26週線が2万7260円辺りに位置しているため、同線を上回って推移するようだと、ショートカバーを狙ったロングの動きも入りやすいだろう。
株探ニュース