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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 買い優勢も積極的にロングを仕掛けてくる動きは限定的


 日経225先物は11時30分時点、前日比300円高の2万6830円(+1.13%)前後で推移。寄り付きは2万6890円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6915円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。直後に付けた2万6900円を高値にこう着感が強まり、現物の取引開始後には2万6760円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、下値の堅さも意識されるなか、前場半ば以降は2万6800円~2万6850円辺りの狭いレンジでの推移を継続。

 ネットフリックス<NFLX>の大幅高を受けたハイテク株主導で買われた20日の米国市場の流れを引き継ぎ、東京エレクトロン <8035> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株のほか、ファーストリテイリング <9983> [東証P]などが指数をけん引。これにより、NT倍率は先物中心限月で一時13.84倍まで上昇した。ただし、切り下がる25日移動平均線は超えられず、その後は5日線が位置する13.80倍辺りでのこう着となった。

 日経225先物はナイトセッションで付けた高値2万6910円のほか、18日の日銀の金融政策決定会合後の急伸時に付けた2万6920円は超えられなかった。決算発表の本格化を控えて、ロングを仕掛けてくる動きは限られているようだ。

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