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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:プレイド、フリー、レーザーテク

プレイド <日足> 「株探」多機能チャートより
■プレイド <4165>  850円  +78 円 (+10.1%)  11:30現在
 プレイド<4165>が急反発している。午前9時ごろ、同社のCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」のアプリ版「KARTE for App」が、WED(東京都渋谷区)の提供するお金がもらえる買い物アプリ「ONE」に採用されたと発表しており、好材料視されている。「ONE」は、レシートの写真を撮って送信するだけで、どんなレシートでも1円から10円で買い取られる毎日の買い物が楽しく・得になるアプリ。今回、ウェブサイトやアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析して一人ひとり可視化し、個々の顧客に合わせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現する「KARTE for App」を提供することで、レシート買い取りによって集まる膨大なデータの活用を支援するとしている。

■鳥居薬品 <4551>  3,190円  +213 円 (+7.2%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 鳥居薬品<4551>は急伸。香港の投資会社であるリム・アドバイザーズがJT<2914>子会社の鳥居薬を巡り、JTに保有する53%の株式を売却し、2500億円の自社株買いを求める書簡を送付したことが分かったと、一部で報じられた。これを思惑視した買いが鳥居薬に入ったようだ。報道によると、リムはJT株の1%未満を保有する。鳥居薬は昨年の株主総会で、リムによりJTからの「天下りの禁止」などに向けた株主提案を受け、鳥居薬は反対していた。

■フリー <4478>  3,255円  +210 円 (+6.9%)  11:30現在
 フリー<4478>が3営業日ぶりに急反発している。同社は20日取引終了後、sweeep(東京都渋谷区)の株式を追加取得し、完全子会社化すると発表しており、これが材料視されているようだ。sweeepは、請求書の受け取り・仕訳・振り込み・保管を自動化するサービス及びビジネス文書に特化した電子帳簿保存法対応のクラウドキャビネットとして「sweeep」シリーズを展開。同社は完全子会社化することにより、23年10月開始予定のインボイス制度に対応したサービスの拡充を図り、B2B取引をクラウド上で管理するプラットフォームの実現に向けて取り組むとしている。なお、株式譲渡実行日は今月31日を予定している。

■NexTone <7094>  4,430円  +265 円 (+6.4%)  11:30現在
 NexTone<7094>が大幅高で、5日続伸となっている。同社は20日取引終了後、23年第3四半期末(22年12月31日)時点の著作権管理楽曲数(速報値)が35万1770曲になったと発表。第2四半期末時点の33万2638曲から1万9132曲増加したことが好感されているようだ。新譜の楽曲数は7万7843曲となり、話題となった楽曲の契約も順調に拡大している。また、音楽配信プラットフォームに向けた音楽・映像コンテンツのディストリビューション業務の取り扱い原盤数も順調に増加しており、第3四半期末時点では101万9944原盤(第2四半期末時点は97万840原盤)となっている。

■中山製鋼所 <5408>  972円  +54 円 (+5.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 中山製鋼所<5408>がマドを開けて買われ、一時54円高の972円まで駆け上がり新値街道をまい進。時価は修正後株価で2015年4月以来約7年9カ月ぶりとなる1000円大台復帰を視野に入れている。ここ中国の経済再開期待を背景に世界的な鉄鋼株買いが顕著となっており、東京市場もその流れに乗っている。そのなか同社は株価指標面で割安感が際立っており、高水準の年間配当と合わせ注目度が高まっている。鋼板やコイル、棒線などを製造する鉄鋼業界の老舗で業績も絶好調に推移。23年3月期の営業利益は前期比77%増の128億円予想と06年3月期以来17期ぶりの高水準が見込まれており、株価も水準訂正途上にある。

■ティーケーピー <3479>  3,155円  +155 円 (+5.2%)  11:30現在
 ティーケーピー<3479>が昨年来高値を更新した。前週末20日の取引時間終了後、識学<7049>と資本・業務提携契約を締結したと発表し、材料視されたようだ。TKPの施設を利用した研修サービスの共同開発や、マーケティング活動などで提携する。識学は第三者割当増資として、新たに86万500株を1株581円で発行し、TKPに割り当てる。識学は手取り概算で約4億9200万円を調達し、大企業の受注拡大に向けた広告宣伝費などに充てる。第三者割当増資後のTKPの保有比率は約9.6%となる見込み。

■レーザーテック <6920>  25,960円  +665 円 (+2.6%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力銘柄が大きく切り返す展開となっている。前週末の米国株市場ではハイテクセクター中心に投資マネーが流入し全体相場を押し上げたが、エヌビディア<NVDA>が急伸をみせたほか、インテル<INTC>やアプライド・マテリアルズ<AMAT>など半導体主力が買われる展開となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率はナスダック総合株価指数など主要株価指数を上回り3%超に達した。これを受けて東京市場でも半導体関連株の押し目買いを誘発している。そのなか、レーザーテックは相変わらず全上場銘柄を通じて断トツの売買代金を続けており、マーケットの注目度の高さを証明しているが、株価の方は前週末まで3日続落していることで、目先リバウンド期待を増幅させている。

■イー・ギャランティ <8771>  2,402円  +48 円 (+2.0%)  11:30現在
 イー・ギャランティ<8771>が反発している。前週末20日の取引終了後、金沢信用金庫(石川県金沢市)とビジネスマッチング契約を締結したと発表しており、好材料視されている。今回の提携は、金沢信金が顧客に向けて、イー・ギャラの売掛債権保証サービス「eG 保証サービス」や決済サービス「eG Collect/eG Pay」の紹介を行うもの。これによりイー・ギャラは金沢信金の顧客企業への販売拡大が可能になるとしており、顧客層の拡大が期待されている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。

■オリエンタルランド <4661>  20,455円  +400 円 (+2.0%)  11:30現在
 オリエンタルランド<4661>が7連騰と異彩を放つ上昇波を形成中。前週末にフシ目の2万円台を回復し、なお上値指向が強い。新型コロナウイルスの影響が一巡し国内でも経済再開期待が高まる一方、訪日外国人客数も急増傾向にあるなか東京ディズニーランド・シーの人気は健在だ。全国旅行支援などの政策支援も加わり同社の収益環境に吹く追い風は強まっているが、特に昨年の「NHK紅白歌合戦」でも披露された「ジャンボリミッキー」はアフターコロナを象徴する社会現象ともいえる人気を博しており、テーマパークへの来園者数増加を強力に後押ししている。同社の株価も今月後半から上げ足に弾みがつき、昨年9月中旬以来約4カ月ぶりの高値水準に浮上している。

■ニトリホールディングス <9843>  16,600円  +280 円 (+1.7%)  11:30現在
 ニトリホールディングス<9843>が3日続伸している。21日付の日本経済新聞朝刊で「似鳥昭雄会長は20日、タイへ2024年3月期に進出すると明らかにした」と報じられており、好材料視されているようだ。ニトリHD子会社ニトリパブリックの荒井功社長が在札幌タイ名誉領事に就任したのに伴う会見で発表され、記事によると初年度はバンコク中心に最大10店舗出店するほか、25年3月期以降も出店を続けるという。また、韓国、フィリピン、ベトナム、インドネシアにも初出店する方針も明らかにしたもようで、海外事業の強化につながるとの見方から買われているようだ。

■イオン北海道 <7512>  961円  -100 円 (-9.4%)  11:30現在
 イオン北海道<7512>が大幅安で昨年来安値更新。前週末20日の取引終了後、1610万株の株式売り出しと上限241万5000株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表しており、株式需給の悪化を懸念した売りが出ている。イオン<8267>など一部既存株主の株式保有比率を引き下げ、東証スタンダード市場の上場維持基準を達成することが目的。売り出し価格は1月30日から2月2日までのいずれかの日に決定する予定。あわせて、株主優待制度の拡充を発表。同社グループ店舗で利用できる「株主様ご優待券」を増額するほか、「長期保有株主優待」制度を新たに導入する。

■サンバイオ <4592>  728円  -38 円 (-5.0%)  11:30現在
 サンバイオ<4592>が急反落し、昨年来安値を更新した。前週末20日の取引時間終了後、辻村明広副社長から辞任の申し出があり、受理したと発表。これを嫌気した売りが膨らんだようだ。同日に三菱ケミカルグループ<4188>が発表した4月1日以降の執行役体制によると、辻村氏は同社の執行役エグゼクティブバイスプレジデントファーマ所管に就任する予定。サンバイオは1月20日以降、代表取締役は森敬太社長と川西徹会長の2人体制となる。

■リソー教育 <4714>  357円  -9 円 (-2.5%)  11:30現在  東証プライム 下落率7位
 リソー教育<4714>が反落している。前週末20日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を330億円から315億円(前期比5.0%増)へ、営業利益を36億1000万円から26億円(同14.2%減)へ、純利益を25億円から16億円(同34.2%減)へ下方修正したことが嫌気されている。新型コロナウイルス第8波による感染拡大で主に講師の罹患者が増加し、長期化する感染拡大により授業の実施が想定より進んでいないことが要因。また、優秀な人材の採用及び確保のための先行投資や、社員、講師の給与のベースアップをおこなったことによる人件費の増加、上期の広告宣伝費が想定を上回ったことなども利益を圧迫する。同社は同時に、24年2月期業績予想を発表しており、売上高340億円(23年2月期予想比7.9%増)、営業利益30億円(同15.3%増)、純利益20億6000万円(同28.7%増)を見込む。

■オリンパス <7733>  2,345.5円  -34.5 円 (-1.5%)  11:30現在
 オリンパス<7733>は逆行安。前週末20日の取引時間終了後、科学事業の特定子会社に関し、株式譲渡の実行日が変更になったと発表した。これをネガティブ視した投資家の売りが優勢となったようだ。米投資ファンドのベインキャピタルとの協議のうえ、株式譲渡の実行予定日を2月から3月に延期した。一部の国で関係当局の承認取得に時間を要する見込みとなったため。業績見通しへの影響は軽微と見込んでいるという。

■水戸証券 <8622>  285円  +63 円 (+28.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 水戸証券<8622>が急騰。前週末20日の取引終了後、第6次中期経営計画期間(23年3月期~25年3月期)の配当について、各期の年間配当金の下限を20円にすると発表。積極的な株主還元姿勢を好感した買いが集まっている。あわせて、23年3月期第3四半期累計(4~12月)の決算速報値を発表した。営業収益(売上高)は83億8600万円(前年同期実績109億3600万円)、純利益は6億2100万円(同14億4800万円)だった。決算発表予定日は1月30日。

■セルシード <7776>  375円  +80 円 (+27.1%) ストップ高   11:30現在
 セルシード<7776>がストップ高、昨年来高値を連日で更新した。東海大学医学部の佐藤正人教授らの研究グループが17日、変形性膝関節症の臨床研究において、「同種軟骨細胞シート」移植の安全性・有効性を確認したと発表した。このなかで、同種軟骨細胞シート移植による再生医療を巡り、製品としての承認取得を目指し企業治験を実施するため、セルシードとともに医薬品医療機器総合機構(PMDA)との協議を重ねていると表明。引き続きこれを好感した買いが株価の支えとなったようだ。また、同社は18日取引時間終了後、2022年9月30日に発行した第23回新株予約権(行使価額修正条項付)に関し、23年1月4日から1月18日までの間に大量行使されたと発表した。合計で1万4086個(発行総数の25.61%、交付株数140万8600株)が行使された。なお、未行使の新株予約権は1万8282個となっている。

■クリエイト <3024>  853円  +150 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 クリエイト<3024>がストップ高カイ気配。同社は20日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想の上方修正と期末配当計画の増額修正を発表しており、これが好感されているようだ。売上高予想は従来の330億円から342億円(前期比8.5%増)、営業利益予想は3億9000万円から5億円(同85.2%増)にそれぞれ引き上げた。グループ会社の商品及び耐火二層管や重点拡販商品である塩ビ商品などの売り上げが想定を上回って推移していることが主な要因だとしている。また、期末配当計画も従来の10円から18円(普通配16円、記念配2円)に増額修正するとしている。

●ストップ高銘柄 
 AIAIグループ <6557>  693円  +100 円 (+16.9%) ストップ高   11:30現在
 テノ.ホールディングス <7037>  723円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   11:30現在
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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