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【材料】ファストリは3営業日で時価総額1兆円以上消失、先物絡みの売り一巡後は下げ渋る展開

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ファーストリテイリング<9983>が3日続落で一時2400円超の下落で7万1000円近辺まで水準を落とす場面があった。株価はきょうの安値まで3営業日で1万円以上の下落となり、時価総額に引き直しておよそ1兆1000億円が消失した勘定となる。

 同社が前週12日に発表した22年9~11月期決算で最終利益が前年同期比9%減の850億7400万円と市場コンセンサスを下回る低調だったことから、株価は翌13日に急落する展開を余儀なくされた。しかし、この日に株価は一時7000円以上も下落し、市場では「決算に失望感があったとはいえ、行き過ぎに売られた感も強く、先物を絡めた裁定解消売りの影響が大きい」(準大手証券ストラテジスト)という声も聞かれた。きょうも先物主導で同社株には売りがかさんでいるが、インデックス的な売りによる部分も大きいとみられ、寄り付き直後の売りが一巡した後は、買い戻しが入り下げ幅を縮小している。

出所:MINKABU PRESS

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