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【市況】S&P500は上半期に上昇し、下半期に失速との見方も=米国株

NY株式10日終値
ダウ平均   33704.10(+186.45 +0.56%)
S&P500    3919.25(+27.16 +0.70%)
ナスダック   10742.63(+106.98 +1.01%)
CME日経平均先物 26445(大証終比:+285 +1.08%)

 市場に出回っている米株式市場の予想の多くは上半期に下落のあと、下半期に下げを取り戻すとの予想が多い。ただ、一部ストラテジストからは真逆の予想も出ている。

 S&P500は第2四半期までに4300に一旦達するという。現行水準よりも10%弱高い水準。インフレの大幅鈍化、第2四半期のFRBの利上げ休止、そして、リセッション(景気後退)がないことなどを上半期の上昇要因に挙げている。

 ただし、米株式市場に対する経済リスクは下半期に再び増大する公算が大きいと指摘。米製造業の景気後退はすでに年後半に確実になっている可能性があるほか、物価が再び上昇し、FRBによる引き締めの再開を促すリスクがあるという。その場合、S&P500は上半期の上昇分の一部または全部を帳消しにする可能性があるとしている。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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