【通貨】外為サマリー:日銀の政策修正思惑で一時135円70銭台に軟化
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
16日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円60銭前後と前日に比べて1円20銭弱のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された米12月購買担当者景気指数(PMI)速報値が低調な内容となり、米景気の悪化懸念が強まるなか一時136円30銭まで軟化した。
17日に一部で「岸田政権は政府と日銀の役割を定めた共同声明を初めて改定する方針を固めたもよう」と報じられたことが影響し、この日のドル円相場は一段安の展開。日銀の金融政策の修正思惑を背景に、早朝のオセアニア市場では一時135円70銭台まで押された。その後の東京市場では136円60銭前後まで下げ渋る場面もあったが、きょうからあすにかけて日銀金融政策決定会合が行われるとあって積極的な売買を手控える向きが多い。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0599ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=144円24銭前後と同1円60銭強のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS