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【市況】米CPIはFRBの利上げ幅の縮小を正当化=米国株

 日本時間22時半に発表された11月の米消費者物価指数(CPI)は、総合指数が前年比7.1%、コア指数が6.0%と伴に前回から鈍化し予想も下回った。FRBは明日のFOMCで、0.50%ポイントに利上げ幅を縮小することが見込まれているが、その見方を正当化する内容ではある。これを受けて米国債利回りが低下し、為替市場ではドル売りが見られている。米株式市場もポジティブな反応が期待される。

 ガソリンや電力などエネルギー価格の下落のほか、中古車およびトラック価格が引き続き下落。一方、アパレル価格の上昇は驚きとなった。店舗が過剰在庫の縮小のために感謝祭休暇に値引きが行われたが、その影響は小さかったようだ。

米消費者物価指数(11月)22:30
結果 0.1%
予想 0.2% 前回 0.4%(前月比)
結果 7.1%
予想 7.3% 前回 7.7%(前年比)
結果 0.2%
予想 0.3% 前回 0.3%(コア・前月比)
結果 6.0%
予想 6.1% 前回 6.3%(コア・前年比)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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