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【市況】米個人投資家は11月に株式を売り越し エヌビディアやネットフリックスを売り=米国株

 米個人投資家は11月に株式を売り越したようだ。ネット証券のTDアメリトレードが発表した11月の投資家動向指数は10月の4.25から11月に4.17に低下し、顧客は買った株より売った株の方が多かったことが示された。この指数は、毎月4週間の間に投資家が何を購入し、何を売却したかなど、投資家のポジションを測定して指数化している。

 これについてTDアメリトレードは「年末にかけて個人投資家が市場へのエクスポージャーを減らすのは珍しいことではなく、リスク緩和のための税金対策や利益確定、その他の要因に影響されることもある」と述べている。また、「11月もリスク回避のアプローチが続いていたが、インフレが緩やかになれば、センチメントは変化する可能性がある」とも付け加えた。

 売りが多かったのはエヌビディア<NVDA>、ネットフリックス<NFLX>、アメリカン航空<AAL>とユナイテッド航空<UAL>など。ただ、一部の半導体およびハイテク銘柄には機会を見出しており、テスラ<TSLA>、アップル<AAPL>、インテル<INTC>、台湾のTSMC<TSM>などの銘柄は購入している。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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