【通貨】外為サマリー:米利上げペース鈍化観測で一時139円00銭台に軟化
米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
23日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=139円60銭前後と前日に比べて1円60銭強のドル安・円高で取引を終えた。この日に発表された米経済指標が低調だったほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で多くの参加者が利上げ減速を支持していることが明らかになったことが影響し、一時139円16銭まで軟化した。
米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの見方が広がるなか、この日の東京市場のドル円相場も軟調な展開。前日に米長期金利が低下したことから日米金利差の縮小を意識したドル売り・円買いが出やすくなっており、午前9時50分過ぎには139円07銭まで軟化する場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0415ドル前後と22日の午後5時時点に比べて0.0150ドル程度のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=144円98銭前後と同60銭弱のユーロ安・円高で推移している。
出所:MINKABU PRESS