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【材料】シスコシステムズが決算受け上昇 企業や政府機関の支出が支援=米国株個別

 シスコシステムズ<CSCO>が上昇。前日引け後に8-10月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。同社が注力しているサービス部門の売上高は予想を下回ったものの、製品部門が好調だった。ガイダンスも公表し、23年度通期の見通しを上方修正している。企業や政府機関の支出が支援した。

 同社は「データ生成ペースに対応するためネットワークの更新が極めて重要になっており、企業や政府機関は外部環境に関係なく支出を継続している」と説明した。

 アナリストは、サプライチェーンの制約が緩和されつつあり、来年までその傾向が続くと指摘。同社はまた、製品の再設計により、利益率の高いソフトウェアを含む、より多くの製品を出荷することができたと評している。

(8-10月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.86ドル(予想:0.84ドル)
・売上高:136.3億ドル(予想:133.1億ドル)
  製品:102.5億ドル(予想:98.8億ドル)
  サービス:33.9億ドル(予想:34.5億ドル)
・粗利益率(調整後):63%(予想:63.5%)
・年ベース経常収益(ARR):232億ドル

(11-1月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.84~0.86ドル(予想:0.85ドル)
・売上高:4.5~6.5%(予想:4.2%)
・粗利益率(調整後):63~64%(予想:64%)

(23年度通期見通し)
・1株利益(調整後):3.51~3.58ドル(従来:3.49~3.56ドル)(予想:3.53ドル)
・売上高:4.5~6.5%(従来:4~6%)(予想:5.1%)

(NY時間09:52)
シスコシステムズ<CSCO> 46.12(+1.73 +3.89%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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