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【市況】インフレ低下は短期的に企業への逆風となる可能性=米国株

NY株式16日(NY時間10:42)
ダウ平均   33635.44(+42.52 +0.13%)
ナスダック   11203.38(-155.03 -1.36%)
CME日経平均先物 27960(大証終比:-80 -0.29%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は前日付近での小動きに終始している。IT・ハイテク株には戻り売りが強まっているものの、その他のセクターはまちまちな動き。

 10月の米消費者物価指数(CPI)と米生産者物価指数(PPI)は伴に予想を下回り、インフレのピークの兆候を示している。今後FRBの利上げが緩やかになるとの見方から市場では、株高とドル安が進んでいる。

 米企業にとっては一見、良さそうな話ではあるが、一部からは、値上げによる売上高の強化と利益を守るための価格決定力に依存している現在の米企業にとっては、インフレ低下は短期的に非常に大きな痛手になるとの分析も出ている。

 ディスインフレに伴う値下げが収益を圧迫することで企業は、従業員削減を中心としたコスト構造の適正化を余儀なくされる可能性があるという。

 しかし、インフレは依然として高く、FRBの本格的な方向転換はまだ先の話だとも指摘している。

アップル<AAPL> 148.64(-1.40 -0.93%)
マイクロソフト<MSFT> 241.52(+0.23 +0.10%)
アマゾン<AMZN> 96.39(-2.56 -2.58%)
アルファベットC<GOOG> 98.82(+0.10 +0.10%)
テスラ<TSLA> 188.13(-6.30 -3.24%)
メタ・プラットフォームズ<META> 113.54(-3.54 -3.02%)
AMD<AMD> 72.83(-3.55 -4.64%)
エヌビディア<NVDA> 160.20(-6.46 -3.88%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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