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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 地政学リスクによるアルゴ発動とみられる動きも、前引けにかけてショートカバー


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円安の2万7930円(-0.35%)前後で推移。寄り付きは2万7960円と、シカゴ日経平均先物(2万7985円)にサヤ寄せし、売り先行で始まった。直後につけた2万8000円を高値に下落幅を広げており、現物の取引開始30分後には一時2万7730円まで売られた。ただし、売り一巡後は2万7800円辺りでの底固めの動きを見せ、前引けにかけてはショートカバーによって、寄り付き水準まで下落幅を縮めた。

 日経225先物は寄り付き直後に大きく売られたが、ロシア軍のミサイルが北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるポーランド東部に着弾したとの報道を受けた、アルゴリズム発動によるショートの動きのようだった。ただし、米半導体株物色の流れが波及する格好で東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]などが買われて、日経平均株価を支える格好であり、先物でのショート一巡後は前引けにかけてカバーの動きが優勢となった。なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍と横ばいで推移している。一時14.21倍に低下する場面も見られたが、次第にNTロングの動きとなった。

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