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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:EDP、アシックス、ウェルスナビ

EDP <日足> 「株探」多機能チャートより
■帝国電機製作所 <6333>  2,565円  +500 円 (+24.2%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 帝国電機製作所<6333>はカイ気配。前週末11日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を247億4000万円から267億3000万円(前期比20.2%増)、営業利益を29億4000万円から44億8000万円(同79.6%増)へ引き上げており、これを好感した買いが膨らんでいる。ポンプ事業が伸びていることに加え、中国の好調な受注環境を背景とした採算性改善が収益を押し上げる。為替影響も寄与する見込み。あわせて、年間配当予想を58円から116円(前期50円)に大幅増額した。同時に発表した4~9月期決算は、売上高が129億900万円(前年同期比26.8%増)、営業利益が22億8800万円(同2.2倍)だった。上限を80万株(発行済み株数の4.3%)、または12億円とする自社株買いの実施も発表した。取得期間は11月14日から来年7月31日まで。

■イーディーピー <7794>  22,370円  +4,000 円 (+21.8%) ストップ高   11:30現在
 11日に決算を発表。「今期経常を48%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 イーディーピー <7794> [東証G] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の経常利益(非連結)は6.4億円(前年同期は非開示)となった。併せて、通期の同利益を従来予想の9.6億円→14.2億円(前期は5.2億円)に48.0%上方修正し、増益率が83.1%増→2.7倍に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■santec <6777>  3,380円  +503 円 (+17.5%) ストップ高   11:30現在
 santec<6777>は大口の買い注文に気配値でのスタートなり、3日ぶり急反発。一気に水準を切り上げてきた。波長可変レーザーをはじめとする光測定器や、光パワーモニター、光フィルター、光可変減衰器といった光関連部品を世界展開するが、高い商品競争力を背景に足もとの業績は絶好調に推移している。そうしたなか、同社は前週末11日取引終了後に23年3月期の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の21億円から37億円(前期比2.3倍)に大幅増額しており、01年3月期に記録した過去最高利益37億9700万円に22年ぶりに肉薄する見通しとなった。更に、年間配当も従来計画の40円から60円に20円増額(前期実績は40円)しており、これも物色人気を増幅している。

■平田機工 <6258>  5,240円  +700 円 (+15.4%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 平田機工<6258>はストップ高。前週末11日の取引終了後に23年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を30億円から50億円(前期比29.7%増)へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。原材料価格などの高騰の影響があるものの、売上原価の低減努力や管理間接部門の各プロジェクトの見直しといった販管費抑制策が効く見通し。売上高については従来予想の800億円(同19.2%増)を据え置いた。あわせて、年間配当予想を50円から85円(前期65円)に増額した。同時に発表した4~9月期決算は、売上高が346億6900万円(前年同期比6.4%増)、営業利益が23億7700万円(同5.9%減)だった。

■アシックス <7936>  2,878円  +376 円 (+15.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 アシックス<7936>はマドを開けて買われ3日続伸。前週末11日の取引終了後に22年12月期業績予想の上方修正を発表。売上高を4600億円から4800億円(前期比18.8%増)へ、営業利益を270億円から340億円(同54.9%増)へ増額しており、これを好感した買いが入っている。ランニングシューズを展開するパフォーマンスランニング部門が中華圏やオセアニア地域で好調なほか、競技用シューズを手掛けるコアパフォーマンススポーツ部門も好調に推移する見通し。同時に発表した1~9月期決算は、売上高が3630億6800万円(前年同期比12.7%増)、営業利益が360億5100万円(同0.7%増)だった。

■ウェルスナビ <7342>  1,631円  +201 円 (+14.1%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・7-9月期も黒字浮上」が好感された。
 ウェルスナビ <7342> [東証G] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の経常損益(非連結)は1億4100万円の黒字(前年同期は2億6800万円の赤字)に浮上して着地した。
  ⇒⇒ウェルスナビの詳しい業績推移表を見る

■カオナビ <4435>  2,959円  +305 円 (+11.5%)  11:30現在
 カオナビ<4435>が続急伸し一時、前週末比496円(18.7%)高の3150円に買われている。前週末11日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)単独決算が、売上高28億1300万円(前年同期比35.9%増)、営業利益1億4500万円(同47.1%増)と大幅増収増益となったことが好感されている。タレントマネジメントシステム「カオナビ」の利用企業数が同23.3%増の2729社、ARPUは同7.6%増の16万9000円となった一方、解約率の直近12カ月平均が0.49%(同0.14ポイント減)と低い水準を維持したことが寄与した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高57億4000万~58億9000万円(前期比27.7~31.0%増)、営業利益1億2000万~3億円(同31.1%減~72.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■ラクス <3923>  2,061円  +194 円 (+10.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 11日に発表した「10月売上高は33.2%増」が買い材料。
 10月売上高は前年同月比33.2%増。

■スズケン <9987>  3,570円  +320 円 (+9.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率6位
 11日に決算を発表。「今期経常を一転20%増益に上方修正」が好感された。
 スズケン <9987> [東証P] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比89.8%増の167億円に拡大し、従来予想の104億円を上回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の217億円→280億円(前期は234億円)に29.0%上方修正し、一転して19.6%増益見通しとなった。
  ⇒⇒スズケンの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「6.25%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の6.25%にあたる550万株(金額で200億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は11月14日から23年3月10日まで。また、今回取得した株式から譲渡制限付株式報酬(RS等)への充当を見込む 10万株を除いた全数を23年3月31日付で消却する。

■日本ビジネスシステムズ <5036>  3,470円  +310 円 (+9.8%) 一時ストップ高   11:30現在
 日本ビジネスシステムズ<5036>が一時ストップ高となる前週末比700円高の3860円まで上昇。上場来高値を連日で更新した。前週末11日取引終了後、22年9月期の決算発表とともに、23年9月期の業績予想を開示した。売上高は前期比14.7%増の990億5600万円、営業利益は同19.8%増の48億5400万円、最終利益は同13.1%増の29億9500万円を計画する。更に中期経営計画も公表しており、25年9月期に売上高を1200億円、営業利益を85億円に伸ばす方針。これらを受け、事業成長を期待した買いが集まったようだ。クラウドインテグレーション事業では、需要が拡大するクラウドセキュリティーやアプリ開発での収益力強化を目指す。ライセンス&プロダクツ事業では、マイクロソフトライセンスの仕入れ額の改善やソリューションにつながる物販促進などで利益改善を図る。また、同社は前期の年間配当予想をこれまでの30円から上場記念配当5円を含む40円(前の期比20円増配)に増額。今期の年間配当も40円を計画する。

■ホシデン <6804>  1,676円  +129 円 (+8.3%)  11:30現在  東証プライム 上昇率8位
 ホシデン<6804>は急騰し年初来高値を更新。前週末11日の取引終了後、未定としていた23年3月期の連結業績予想について、売上高2650億円(前期比27.6%増)、営業利益153億円(同30.5%増)、純利益148億円(同24.3%増)を見込み、46円としていた年間配当予想を81円(前期65円)に増額修正すると発表したことが好感されている。 半導体をはじめとする電子部品の調達状況が見通せないことなどから未定としていたが、上期の業績は、アミューズメント関連や移動体通信関連向けの売り上げが増加し、為替の円安効果が営業利益を押し上げたことで増収増益となったことを踏まえたとしている。 同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1206億6600万円(前年同期比24.7%増)、営業利益101億4700万円(同54.0%増)、純利益109億4100万円(同82.5%増)だった。 あわせて、上限を170万株(発行済み株数の3.09%)、または30億円とする自社株買いを実施するとしたことも好材料視されている。取得期間は11月14日から12月30日までで、これにより取得する全株式を23年1月31日付で消却する予定。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するとともに、株主還元及び資本効率の向上を図ることが目的としている。

■ケアネット <2150>  1,343円  +85 円 (+6.8%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が14%増益で着地・7-9月期も27%増益」が好感された。
 ケアネット <2150> [東証G] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益は前年同期比13.6%増の23億円に伸び、通期計画の26.1億円に対する進捗率は88.3%に達し、5年平均の71.7%も上回った。
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■テイ・エス テック <7313>  1,661円  +97 円 (+6.2%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「今期最終を15%上方修正」が好感された。
 テイ・エス テック <7313> [東証P] が11月11日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益は前年同期比75.9%減の13.6億円に大きく落ち込んだが、従来の6億円の赤字予想から一転黒字で着地。併せて、通期の同利益を従来予想の82億円→94億円(前期は124億円)に14.6%上方修正し、減益率が34.0%減→24.3%減に縮小する見通しとなった。
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■イーレックス <9517>  2,611円  +151 円 (+6.1%)  11:30現在
 イーレックス<9517>は全般軟調地合いに逆行し、10%を超える大幅高をみせマーケットの視線を集めている。同社は余剰電力を買い取り再販する電力小売り事業を展開、バイオマス発電所も複数運営しており、再生可能エネルギー関連の有力銘柄に位置付けられている。調達コストの上昇も価格転嫁が利いて採算が改善し、足もとの業績は好調に推移している。前週末11日取引終了後に発表した23年3月期上期(22年4~9月)決算は、営業利益が108億900万円と前年同期比でほぼ倍増した。これを手掛かり材料に投資資金の攻勢が顕著となっている。今年の夏場以降は信用買い残の整理も進んだことで、株式需給面でも上値が軽い。

■ダブル・スコープ <6619>  1,940円  +105 円 (+5.7%)  11:30現在
 11日に決算を発表。「1-9月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・7-9月期も黒字浮上」が好感された。
 ダブル・スコープ <6619> [東証P] が11月11日大引け後(15:30)に決算を発表。22年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は71億円の黒字(前年同期は33.4億円の赤字)に浮上し、通期計画の86億円に対する進捗率は82.6%となった。
  ⇒⇒ダブル・スコープの詳しい業績推移表を見る

■Chatwork <4448>  492円  +80 円 (+19.4%) ストップ高   11:30現在
 Chatwork<4448>がストップ高の492円に買われている。前週末11日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、営業損益を10億8600万円の赤字~9億4400万円の赤字から8億2100万円の赤字(前期6億8800万円の赤字)へ上方修正したことが好感されている。Chatwork課金ID数の伸長やパーソナルプランのビジネスプランへの移行などの施策により、売上高を44億5100万~45億5200万円から45億5200万円(前期比35.0%増)へ修正したことに加えて、施策の選別を行った結果、人件費と業務委託費が抑えられていることから、営業赤字は縮小する見通し。なお、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高33億1200万円(前年同期比43.1%増)、営業損益4億7400万円の赤字(前年同期3億4000万円の赤字)だった。

■住友精密工業 <6355>  3,095円  +503 円 (+19.4%) ストップ高買い気配   11:30現在
 住友精密工業<6355>がカイ気配。前週末11日取引終了後、住友商事<8053>が住友精密に対し、完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表した。TOB価格は1株3650円で、同社株はこれにサヤ寄せする格好となっている。TOB価格は11日終値(2592円)に40.8%のプレミアムを上乗せした水準。TOB成立後に住友精密は上場廃止となる見込み。買い付け予定数は382万8544株(下限206万4856株、上限設定なし)で、買い付け期間は11月14日から12月26日まで。これを受け、東京証券取引所は11日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定した。


●ストップ高銘柄
 きちりホールディングス <3082>  389円  +80 円 (+25.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ササクラ <6303>  3,795円  +700 円 (+22.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 ENECHANGE <4169>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高   11:30現在
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 eWeLL <5038>  3,660円  -700 円 (-16.1%) ストップ安   11:30現在
 DOWA <5714>  4,225円  -700 円 (-14.2%) ストップ安   11:30現在
 など、2銘柄

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