【通貨】来週の為替相場見通し=急激なドル安・円高の行方を注視
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10日に発表された米10月消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を下回り、インフレ懸念が後退するなか11日には一時、140円前半まで急激なドル安・円高が進んだ。当面は140円ラインを維持できるかが焦点だが、140円を割り込んだ場合、一段と円高が加速することもあり得る。来週は15日の米10月生産者物価指数(PPI)や16日の米10月小売売上高などが注目される。15日の米11月ニューヨーク連銀製造業景気指数や17日の同フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米10月住宅着工件数なども注目される。14日の米中首脳会談や18日からのAPEC首脳会合など政治要因も関心を集めよう。国内では15日に7~9月期国内総生産(GDP)速報値、18日に10月CPIが発表される。
出所:MINKABU PRESS