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【市況】アジア株 上海株は半年ぶり2900割れ 新規感染者が急増、3カ月ぶり高水準でコロナ規制導入地域拡大か

アジア株 上海株は半年ぶり2900割れ 新規感染者が急増、3カ月ぶり高水準でコロナ規制導入地域拡大か

東京時間14:13現在
香港ハンセン指数   15010.66(+147.60 +0.99%)
中国上海総合指数  2910.07(-5.84 -0.20%)
台湾加権指数     12919.16(+130.74 +1.02%)
韓国総合株価指数  2289.92(+21.52 +0.95%)
豪ASX200指数    6863.50(+77.78 +1.15%)
インドSENSEX30種  60568.95(+609.10 +1.02%)

アジア株は軒並み上昇、前週末の米株大幅高を好感した買いが続いている。

中国の景気減速懸念は一段と高まっている。30日の中国全体の新規感染者は2675人と前日の802人から急増。8月10日以来、約3カ月ぶりの高水準を記録した。幅広い地域で感染者が急増しており、コロナ規制導入地域がさらに拡大する可能性が高まっている。

きょう発表された中国10月の製造業PMI、非製造業PMIともに好不況の分かれ目である50を割り込んだ。先週に発表された1-9月の工業企業利益は約2年ぶりの落ち込みを記録した。長引くゼロコロナ政策が影響しており、今後も中国一連の指標は弱い内容となることが予想される。ゼロコロナ政策は2024年まで解除されないとの見方もある。

習近平国家主席はゼロコロナ政策の必要性を主張しているほか、低迷している不動産市場に対する新たな支援策について言及もないことから、市場では失望感が広がっており、中国金融市場から資金流出が続いている。

香港株は0.99%高。前週末に3%超急落したが本日も売り優勢で始まり、序盤に約13年ぶり安値をつけた。その後は値ごろ感でいったん買い戻されている。不動産開発会社の龍湖集団が一時30%超急落、上場以降で最大の日中下落率を記録している。創業者のWu Yajun会長が辞任を発表したことが懸念されている。

上海株は0.20%安。一時、約半年ぶりに2500ポイント台を割り込んだ後は買い戻しの動き見見られ、下げ幅を縮小している。

出所:MINKABU PRESS

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