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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 米株先物が軟調に推移も、日経225先物は抵抗線突破でショートが仕掛けづらい


 日経225先物は11時30分時点、前日290円高の2万7550円(+1.06%)前後で推移。寄り付きは2万7450円と、シカゴ日経平均先物(2万7555円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。取引終了後に決算を発表したアルファベット<GOOG>やマイクロソフト<MSFT>が時間外取引で売られ、グローベックスの米株先物ではナスダック100先物が2%近く下げていたこともあり、その後は2万7400円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、10月6日の直近戻り高値が支持線へと変わり、ショートカバーが入りやすいなか、直近で急落を見せていた香港ハンセン指数が2%を超える上昇となったことで、日経225先物は終盤にかけて上げ幅を広げ、ランチタイムで一時2万7590円まで買われた。

 グローベックスの米株先物が弱い値動きを見せているため、アルファベットなどの決算を嫌気した調整が警戒されている。そのため、後場はこう着感が強まる可能性はあるものの、抵抗線突破によってショートは仕掛けづらく、75日移動平均線を上回っている状況のなかでは、押し目狙いのロングが入りやすいだろう。また、積極的にポジションを傾けづらい需給状況ではあるものの、ヘッジ対応を考慮しつつ、NTロングでのスプレッド狙いの動きに向かわせよう。NT倍率は先物中心限月で14.31倍に上昇した。小動きではあるが、75日線を上回っての推移であり、調整場面ではNTロング組成の動きが意識されよう。

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