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【市況】米国株見通し:弱含みか、大幅続伸の反動で調整も

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(13時50分現在)

S&P500先物      3,771.80(-19.1)
ナスダック100先物  11,515.50(-67.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は軟調、NYダウ先物140ドル安。米長期金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。


4日の主要3指数は大幅続伸。序盤の買い一巡後は小動きとなったが、ダウは825ドル高の30316ドルと8日ぶりに30000ドル台へ持ち直した。連邦準備制度理事会(FRB)当局者はインフレ抑止に向け、タカ派的なスタンスを維持。ただ、この日発表されたJOLT求人件数は予想を下回り、引き締め姿勢を和らげるとの期待感から長期金利の低下を手がかりに買いが強まった。特にハイテク関連への買戻しが目立ち、相場を主導した。


本日は弱含みか。引き続き長期金利の動向が注目され、上昇が抑制されればハイテク関連を中心とした買いが継続しそうだ。今晩はISM非製造業景況指数が材料視され、市場の予想通り予想を下回ればFRBは景気に配慮するとの思惑が広がりやすい。ただ、ダウは2日間で1600ドル近く水準を切り上げており、調整が意識されよう。また、景気の先行きに不透明感が深まるなか、7日の雇用統計を見極めようと積極的な買いは抑制されよう。

《TY》

 提供:フィスコ

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