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【市況】前場に注目すべき3つのポイント~短期的な売買の他は、様子見ムードの展開に~

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。


■株式見通し:短期的な売買の他は、様子見ムードの展開に
■日製鋼所、23/3下方修正 営業利益190億円←215億円
■前場の注目材料:極東開、EVゴミ収集車投入、脱炭素ニーズに対応、24年めど事業化


■短期的な売買の他は、様子見ムードの展開に

21日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感の強い相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが313ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が2日間にわたる連邦公開市場委員会(FOMC)を開始したことにともない、大幅な利上げが警戒されるなか長期金利が一段と上昇したため、売りが先行した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比220円安の27230円。円相場は1ドル143円70銭台で推移している。

シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになろう。昨日は75日線が支持線として機能する格好から反発となったものの、27520円辺りで推移する75日線をあっさり割り込んでくるようだと、持ち高調整の動きが強まるほか、短期的には売り仕掛け的な商いが入りやすいと見られる。また、目先的には9月7日の直近安値27268円70銭がターゲットとして意識されそうだ。

売り先行後は買い戻しの動きなども意識されそうではあるものの、戻りの鈍さが意識される場面においては短期的ながら先物主導でショートを仕掛けてくる動きには注意したいところである。また、日経平均は一目均衡表の雲上限が支持線として機能しており、雲上限は切り上がりを見せていることもあり、明確に割り込んでくるようだと、より先行きに対する慎重姿勢に繋がりそうである。

なお、注目されるFOMCでは3会合連続で0.75%の利上げを決めるとの見方がコンセンサスである。ただし、FOMC終了後のパウエルFRB議長の会見においてインフレ抑制に向け断固たる姿勢を改めて示すようだと売り圧力が強まる可能性はある。1.0%の利上げ観測が浮上するなか、0.75%の利上げでアク抜けを期待した面もあるが故に、タカ派発言によってセンチメントを悪化させることも考えられる。東京市場は週末3連休となることもあり、短期的な売買の他は、様子見ムードの展開になろう。

物色については個別に材料の出ている銘柄のほか、テーマ性のある銘柄での循環物色が継続しそうである。また、低迷する半導体株については、FOMCの結果発表を前に、いったんはニュートラルに戻す形での買い戻しの動きが意識される可能性はありそうだ。



■日製鋼所、23/3下方修正 営業利益190億円←215億円

日製鋼所<5631>は2023年3月期業績予想の修正を発表。売上高は2660億円から2630億円、営業利益を215億円から190億円に下方修正した。子会社である日本製鋼所M&Eが製造する製品の一部において判明した不適切行為において、製品の品質・性能への影響についての検証を進めてきたが、進捗状況を踏まえ、現時点で想定される費用を織り込んだ。


■前場の注目材料

・日経平均は上昇(27688.42、+120.77)
・1ドル=143.60-70円
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続


・極東開<7226>EVゴミ収集車投入、脱炭素ニーズに対応、24年めど事業化
・キョウデン<6881>和歌山に新工場、電子機器製造受託を拡大
・関西電力<9503>CO2回収・輸送調査開始、方法・コストなど検討、CCS早期実現へ
・東邦瓦斯<9533>「サハリン2」新会社と契約、LNG継続調達
・大阪ガス<9532>ガス料金上限引き上げ、12月から段階的に
・伊藤忠<8001>台湾社に出資、アジア太平洋でサイバー攻撃情報収集
・双日<2768>米ベータと提携へ、eVTOLの普及促進へ合弁視野
・日立建機<6305>上海に新会社、中国販売・サービス統括
・NEC<6701>NECなど、5GSA検証ネットワークにオープンRAN構築
・東北特殊鋼<5484>拡散接合品の開発強化、半導体関連など用途拡大
・トクヤマ<4043>高放熱窒化アルミニウムフィラー開発、量産検討へ設備新設
・ユニチカ<3103>6G向け金属繊維開発、電磁ノイズ遮蔽性能付与
・三井化学<4183>ラボロエーアイに出資、AIソリューション開発支援


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・日銀金融政策決定会合(22日まで)

<海外>
・特になし
《ST》

 提供:フィスコ

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