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【市況】東京株式(前引け)=買い優勢、米CPI発表前で上値重い

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 13日前引けの日経平均株価は前営業日比47円00銭高の2万8589円11銭と続伸。前場のプライム市場の売買高概算は4億8902万株、売買代金概算は1兆2542億円。値上がり銘柄数は1013、対して値下がり銘柄数は717、変わらずは107銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は朝方から買い優勢の展開で日経平均はプラス圏で推移したが、2万8000円台後半では売り圧力も強く上値の重い動きを強いられた。前日の欧米株市場が全面高に買われたことでリスク選好の流れが続いたものの、日経平均は前日までの3日続伸で1000円以上も水準を切り上げていたことで、目先スピード警戒感から買いを手控える動きも出ている。中国や香港株が堅調な推移をみせていることは投資家心理にプラスに働いているものの、日本時間今晩に発表が予定される8月の米CPIの結果を見極めたいとの思惑からいったん持ち高を調整する売りも出ているもようだ。

 個別では任天堂<7974>が売買代金トップで株価を大きく上昇させたほか、日本郵船<9101>などの海運株も堅調。JR東日本<9020>、JR東海<9022>など電鉄株が買われ、レノバ<9519>も高い。日医工<4541>、HEROZ<4382>はいずれも2日連続のストップ高に買われる人気となった。トルク<8077>も続急騰となった。半面、レーザーテック<6920>、キーエンス<6861>が冴えず、ホンダ<7267>も軟調。オリンパス<7733>も売りが優勢だった。シーアールイー<3458>が急落、リブセンス<6054>、アイスタイル<3660>などの下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS

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