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【材料】アサナが決算受け大幅高 CEOが第三者割当増資で3億5000万ドル分の株式購入=米国株個別

 企業業務管理ソフトのアサナ<ASAN>が大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、1株損益の赤字が予想ほど拡大しなかった。EBITDAの赤字も予想を下回っている。ガイダンスも公表しており、通期の売上高見通しを上方修正した。

 米国における大企業向け案件と勢いが成長を牽引し、年間10万ドル以上の顧客数は105%増となった。また、共同創業者のモスコビッツCEOが第三者割当増資で3億5000万ドル分の株式を購入したとも発表した。

 今回の決算を受けてアナリストからの目標株価引き上げも相次いでいる。「業績は予想に比べ堅調で、増資により流動性の懸念は解消されている」と評した。一方、「下期は減速が続き、マクロ的な逆風がさらに表面化する見込みだ」とも述べている。

(5-7月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.34ドル(予想:-0.38ドル)
・売上高:1.35億ドル(予想:1.27億ドル)
・EBITDA(調整後):-5493万ドル(予想:-6833万ドル)

(8-10月・第3四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.32~-0.33ドル(予想:-0.33ドル)
・売上高:1.38~1.39億ドル(予想:1.38億ドル)

(通期見通し)
・売上高:5.44~5.47億ドル(従来:5.36~5.40億ドル)(予想:5.36億ドル)

(NY時間10:08)
アサナ<ASAN> 23.94(+4.90 +25.74%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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