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【市況】5日の株式相場見通し=4日続落か、米雇用統計通過もリスクオフ継続

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京株式市場は、リスク回避の売り圧力が強まり日経平均株価は4日続落となりそうだ。前週末の米国株市場ではNYダウが後半崩れ反落、330ドルあまりの下落となったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は6日続落と下げ止まる気配をみせなかった。注目された8月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が31万人強の増加と市場コンセンサスとほぼ一致、失業率は7月から上昇しいったんは買い優勢に傾いたものの、その後にFRBの金融引き締めの動きは変わらないとの見方が強まった。リスクオフの地合いが続いており、東京市場もこの流れを引き継ぐ展開で日経平均は下値模索の動きを余儀なくされそうだ。ただ、外国為替市場では1ドル=140円台の推移と円安水準でもみ合っており、これが輸出セクターを中心に株価の下支え効果を発揮する可能性がある。取引時間中は米株価指数先物の動向を横目に不安定な地合いが予想される。

 2日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比337ドル98セント安の3万1318ドル44セントと大幅反落。ナスダック総合株価指数は同154.261ポイント安の1万1630.865だった。

 日程面では、きょうは9月の日銀当座預金増減見込みなど。海外では、8月の財新中国非製造業PMI、7月のユーロ圏小売売上高。なお、米国株市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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