【経済】【クラウドファンディング】次世代モビリティ開発のLIFEHUB、9月3日募集開始
次世代モビリティの開発を行うLIFEHUB株式会社(東京都台東区)が、株式投資型クラウドファンディング(普通株式型)による出資を募集します。申し込みは9月3日10時開始を予定しています。
手動車椅子や電動車椅子の課題を解決
(出典:イークラウド)
LIFEHUBは「人類の身体的な制約からの解放」というビジョンの下、第1弾プロダクトとして、二輪起立構造を実装した次世代椅子型モビリティの製造・販売を目指しています。
同社によると、近年の技術進歩や需要の急増により、1~2人乗りの小型電動コンセプトカーなどをはじめとする「パーソナルモビリティ」が次世代の移動手段として注目され、市場が急拡大。その背景に世界中で進む高齢化があり、足腰が弱いために外出が困難な人や、慢性疾患によって移動が難しい人が増加しているといいます。
高齢者や要介護認定者の近距離移動に欠かせないのが手動車椅子や電動車椅子ですが、既存の車椅子や電動車椅子における大きな課題の一つに「段差の移動」があるといいます。従来の車椅子や電動車椅子は階段や段差などがあれば、それを避けるために、エレベーターやスロープのある場所まで迂回する必要があります。
また、高い所の物が取れないこと、小回りが利きにくいため狭い通路での動きが困難で、方向転換が難しいなどの制約もあり、同社は「次世代型のパーソナルモビリティによって、これらの課題解決を目指します」としています。
自動運転機能の実装も想定
(出典:イークラウド)
同社が目指すのは、従来の車椅子にはなかった「しゃがむ、立ち上がる、エスカレーターに乗る」などの動作を実現する、二輪起立構造を実装した次世代椅子型モビリティで、2023年に「ファーストモデル」の発売を計画しています。
生産体制を整備した後、「量産モデル」を発売し、将来的には、自動運転機能などを実装した「高機能モデル」の発売を目指しています。同社の次世代椅子型モビリティの特徴は以下の通りです。
(1)2本の足でエスカレーターにもそのまま乗れる機構
最大の特徴は人間の脚に車輪を付けたような構造で、小型化に優れる日本製の部品を中心に構成し、従来の車椅子移動経路の不自由さや補助の必要性などの課題を解決します。ファーストモデルは、二輪起立構造による立ち上がり動作において、安全を確保するための機能も搭載する予定です。
(2)電動車椅子ユーザーが日々、実用的に使えるモビリティを目指す
また、同社は店舗に陳列された商品を眺めるときや、レジやカウンターで用事を済ませたいときに、ユーザーが座ったままの状態で約20~50センチ立ち上がることができる起立機能の実現に取り組んでいます。
自宅や学校、職場、外出先の店舗内では、テーブルや机の間など狭いスペースを移動しなければならない場面が多くありますが、起立時の回転半径が40センチと小さく、約1メートルの道幅でも、360度自由な方向転換が可能な設計を目指します。
(3)商業施設やオフィス街でも。一般の移動手段としての利用も想定
さらに、高機能モデルに搭載を目指している自動運転機能では、大型の商業施設の入り口に並べ、顧客が目的の売り場や店舗を選ぶと、自動でそこまで移動できるなど、屋内のモビリティとしての活用も想定しています。将来的には車椅子ユーザーのみならず、健常者も気軽に使えるモビリティを目指します。
「高価格帯・高性能」でブランディング
なお、同社のメインターゲットは、既存の電動車椅子ユーザー層の中でも生活資金にゆとりのある高所得層や、市場に2.5%存在するとされるイノベーター層(情報感度が高く、新しいものが好きなどの嗜好性を持つ層)です。
ファーストモデルは400万円程度、量産型の普及モデルは200万円程度を予定しており、電動車椅子の市場においては「高価格帯・高性能」というブランディングを行うとしています。
今後の成長に向けて
(出典:イークラウド)
同社は2021年の設立以降、ベンチャーキャピタルなどから出資を受けながら、1年未満で1/2スケール、その半年後には1/1(実寸大)スケールのプロトタイプにおける機能開発を実施。今回、人員の増強や機能検証、広告宣伝費の調達を行い、2023年のファーストモデルの一般販売を目指します。
ファーストモデルの個人への販売は、ウェブ上での直販をメインに行う予定で、購入型クラウドファンディングによる予約販売なども検討しています。施設への販売に関しては、高級老人ホームやショッピングモールなどの商業施設への営業を行う予定です。
その後は個人に向けたレンタル事業を開始することにより、さらに販路を拡大します。国内の介護保険適用者に対しては、自己負担1~3割(月額1~3万円)で利用できる方法を検討しており、2024年内にJIS規格などを満たすべく開発を進める予定です。
さらに、FDA申請(米国での医療機器販売の市販前認可)をはじめ、各国における医療機器認定の取得に必要な検査への対応を行い、グローバル展開を目指すとしています。同社では将来的な目標として、海外売上比率9割程度を掲げています。
株主構成
LIFEHUBは、以下のベンチャーキャピタルや事業会社などから出資を受けています。
・インキュベイトファンド株式会社
・株式会社サイバーエージェント・キャピタル
・株式会社Cygames
・株式会社ナノバンク
ほか
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・CYBERDYNE <7779> [東証G]
・ヒガシトゥエンティワン <9029> [東証S]
・フランスベッドホールディングス <7840> [東証P]
・ミクニ <7247> [東証P]
・マックス <6454> [東証P]
・幸和製作所 <7807> [東証S]
株主優待予定
申し込んだ人に、次世代椅子型モビリティのファーストモデル発売時、優先的に購入予約枠を提供する。予約方法など詳細が決まり次第、IR、またはLIFEHUBのホームページで連絡。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
LIFEHUB株式会社
東京都台東区上野三丁目2番4号
資本金:150,029,961円
発行済株式総数:5,178,621株
発行可能株式総数:10,000,000株
設立日:2021年1月6日
決算期:12月
■募集株式の発行者の代表者
代表者 中野裕士
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 294,600株
■募集株式の払込金額
1株あたり 170円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額40,086,000円を以下の目的に充てる予定
人件費 1,094万円
機械装置・工具器具備品費 760万円
業務委託費 760万円
広告宣伝費 600万円
手数料 793万円
・上限応募額達成時の資金使途内訳
調達額50,082,000円を以下の目的に充てる予定
人件費 1,771万円
機械装置・工具器具備品費 822万円
業務委託費 822万円
広告宣伝費 600万円
手数料 991万円
■投資金額のコース及び株数
102,000円コース(600株)
204,000円コース(1,200株)
306,000円コース(1,800株)
459,000円コース(2,700株)
■申込期間
2022年9月3日~2022年9月16日
■目標募集額
40,086,000円(上限応募額 50,082,000円)
■払込期日
2022年10月3日
■連絡先
LIFEHUB株式会社
電話番号:03-6555-4320
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、イークラウドの下記ページをご覧ください。
▼次世代の椅子型モビリティで新しい移動体験に挑むロボティクスエンジニア集団「LIFEHUB」
株探ニュース
・ | 普通株式型 |
・ | 目標募集額4008万6000円、上限応募額5008万2000円 |
・ | エンジェル税制あり、優遇措置A |
・ | 株主優待あり |
・ | 類似上場企業:CYBERDYNE、ヒガシトゥエンティワン、 フランスベッドホールディングス、ミクニ、マックス、幸和製作所 |
手動車椅子や電動車椅子の課題を解決
(出典:イークラウド)
LIFEHUBは「人類の身体的な制約からの解放」というビジョンの下、第1弾プロダクトとして、二輪起立構造を実装した次世代椅子型モビリティの製造・販売を目指しています。
同社によると、近年の技術進歩や需要の急増により、1~2人乗りの小型電動コンセプトカーなどをはじめとする「パーソナルモビリティ」が次世代の移動手段として注目され、市場が急拡大。その背景に世界中で進む高齢化があり、足腰が弱いために外出が困難な人や、慢性疾患によって移動が難しい人が増加しているといいます。
高齢者や要介護認定者の近距離移動に欠かせないのが手動車椅子や電動車椅子ですが、既存の車椅子や電動車椅子における大きな課題の一つに「段差の移動」があるといいます。従来の車椅子や電動車椅子は階段や段差などがあれば、それを避けるために、エレベーターやスロープのある場所まで迂回する必要があります。
また、高い所の物が取れないこと、小回りが利きにくいため狭い通路での動きが困難で、方向転換が難しいなどの制約もあり、同社は「次世代型のパーソナルモビリティによって、これらの課題解決を目指します」としています。
自動運転機能の実装も想定
(出典:イークラウド)
同社が目指すのは、従来の車椅子にはなかった「しゃがむ、立ち上がる、エスカレーターに乗る」などの動作を実現する、二輪起立構造を実装した次世代椅子型モビリティで、2023年に「ファーストモデル」の発売を計画しています。
生産体制を整備した後、「量産モデル」を発売し、将来的には、自動運転機能などを実装した「高機能モデル」の発売を目指しています。同社の次世代椅子型モビリティの特徴は以下の通りです。
(1)2本の足でエスカレーターにもそのまま乗れる機構
最大の特徴は人間の脚に車輪を付けたような構造で、小型化に優れる日本製の部品を中心に構成し、従来の車椅子移動経路の不自由さや補助の必要性などの課題を解決します。ファーストモデルは、二輪起立構造による立ち上がり動作において、安全を確保するための機能も搭載する予定です。
(2)電動車椅子ユーザーが日々、実用的に使えるモビリティを目指す
また、同社は店舗に陳列された商品を眺めるときや、レジやカウンターで用事を済ませたいときに、ユーザーが座ったままの状態で約20~50センチ立ち上がることができる起立機能の実現に取り組んでいます。
自宅や学校、職場、外出先の店舗内では、テーブルや机の間など狭いスペースを移動しなければならない場面が多くありますが、起立時の回転半径が40センチと小さく、約1メートルの道幅でも、360度自由な方向転換が可能な設計を目指します。
(3)商業施設やオフィス街でも。一般の移動手段としての利用も想定
さらに、高機能モデルに搭載を目指している自動運転機能では、大型の商業施設の入り口に並べ、顧客が目的の売り場や店舗を選ぶと、自動でそこまで移動できるなど、屋内のモビリティとしての活用も想定しています。将来的には車椅子ユーザーのみならず、健常者も気軽に使えるモビリティを目指します。
「高価格帯・高性能」でブランディング
なお、同社のメインターゲットは、既存の電動車椅子ユーザー層の中でも生活資金にゆとりのある高所得層や、市場に2.5%存在するとされるイノベーター層(情報感度が高く、新しいものが好きなどの嗜好性を持つ層)です。
ファーストモデルは400万円程度、量産型の普及モデルは200万円程度を予定しており、電動車椅子の市場においては「高価格帯・高性能」というブランディングを行うとしています。
今後の成長に向けて
(出典:イークラウド)
同社は2021年の設立以降、ベンチャーキャピタルなどから出資を受けながら、1年未満で1/2スケール、その半年後には1/1(実寸大)スケールのプロトタイプにおける機能開発を実施。今回、人員の増強や機能検証、広告宣伝費の調達を行い、2023年のファーストモデルの一般販売を目指します。
ファーストモデルの個人への販売は、ウェブ上での直販をメインに行う予定で、購入型クラウドファンディングによる予約販売なども検討しています。施設への販売に関しては、高級老人ホームやショッピングモールなどの商業施設への営業を行う予定です。
その後は個人に向けたレンタル事業を開始することにより、さらに販路を拡大します。国内の介護保険適用者に対しては、自己負担1~3割(月額1~3万円)で利用できる方法を検討しており、2024年内にJIS規格などを満たすべく開発を進める予定です。
さらに、FDA申請(米国での医療機器販売の市販前認可)をはじめ、各国における医療機器認定の取得に必要な検査への対応を行い、グローバル展開を目指すとしています。同社では将来的な目標として、海外売上比率9割程度を掲げています。
株主構成
LIFEHUBは、以下のベンチャーキャピタルや事業会社などから出資を受けています。
・インキュベイトファンド株式会社
・株式会社サイバーエージェント・キャピタル
・株式会社Cygames
・株式会社ナノバンク
ほか
類似上場企業(業態やサービス・製品などで類似性の見られる企業)
・CYBERDYNE <7779> [東証G]
・ヒガシトゥエンティワン <9029> [東証S]
・フランスベッドホールディングス <7840> [東証P]
・ミクニ <7247> [東証P]
・マックス <6454> [東証P]
・幸和製作所 <7807> [東証S]
株主優待予定
申し込んだ人に、次世代椅子型モビリティのファーストモデル発売時、優先的に購入予約枠を提供する。予約方法など詳細が決まり次第、IR、またはLIFEHUBのホームページで連絡。
発行者・募集情報
■募集株式の発行者の商号及び住所、資本金等
LIFEHUB株式会社
東京都台東区上野三丁目2番4号
資本金:150,029,961円
発行済株式総数:5,178,621株
発行可能株式総数:10,000,000株
設立日:2021年1月6日
決算期:12月
■募集株式の発行者の代表者
代表者 中野裕士
■募集株式の種類及び数(上限)
普通株式 294,600株
■募集株式の払込金額
1株あたり 170円
■資金使途
・目標募集額達成時の資金使途内訳
調達額40,086,000円を以下の目的に充てる予定
人件費 1,094万円
機械装置・工具器具備品費 760万円
業務委託費 760万円
広告宣伝費 600万円
手数料 793万円
・上限応募額達成時の資金使途内訳
調達額50,082,000円を以下の目的に充てる予定
人件費 1,771万円
機械装置・工具器具備品費 822万円
業務委託費 822万円
広告宣伝費 600万円
手数料 991万円
■投資金額のコース及び株数
102,000円コース(600株)
204,000円コース(1,200株)
306,000円コース(1,800株)
459,000円コース(2,700株)
■申込期間
2022年9月3日~2022年9月16日
■目標募集額
40,086,000円(上限応募額 50,082,000円)
■払込期日
2022年10月3日
■連絡先
LIFEHUB株式会社
電話番号:03-6555-4320
※本株式投資型クラウドファンディングの詳細については、イークラウドの下記ページをご覧ください。
▼次世代の椅子型モビリティで新しい移動体験に挑むロボティクスエンジニア集団「LIFEHUB」
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