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【材料】ツイッターが下落 元セキュリティ責任者が内部告発=米国株個別

 ツイッター<TWTR>が下落。同社の元セキュリティ責任者が、同社のユーザーの個人データ取り扱いに重大な欠陥があると告発した。それに対して米議員は調査を行うことを宣言している。ツイッター買収の合意を破棄しようとしているマスク氏の弁護団にとってはこの申し立ては勇気づけられる内容ではある。

 訴状によると、元セキュリティ責任者のザトコ氏が、ハッカーに対する同社の防御やセキュリティにひどい欠陥があると主張。同氏は、一部のサーバーで古いソフトウェアが動作していること、幹部がユーザーデータの侵害や保護の欠如に関する情報を隠ぺいしていたことなどを警告したと申し立てている。

 報告書を受け取った下院民主党のパローン議員と共和党のロジャーズ議員が共同で、内部告発を確認したと述べている。また、エネルギー・商業委員会は、その内部告発を積極的に検討し、次のステップを検討するとしている。

 まだ不明な点も多く、答えを探す必要があるが、これらの疑惑の多くがもし事実であれば、憂慮すべき事態であり、米国人のオンラインデータ保護のために、議会が包括的な消費者プライバシー法を可決する必要性を再確認しているとも述べた。

(NY時間13:30)
ツイッター<TWTR> 40.81(-2.20 -5.12%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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