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【通貨】外為サマリー:1ドル137円20銭台で推移、対ユーロでのドル買いが波及

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=137円27銭前後と前週末の午後5時時点に比べ60銭程度のドル高・円安となっている。

 19日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=136円97銭前後と前日に比べて1円10銭弱のドル高・円安で取引を終えた。米長期金利の上昇を手掛かりに日米金利差の拡大を意識したドル買い・円売りが流入し、一時137円23銭と約3週ぶりの水準まで上伸した。

 リッチモンド連銀のバーキン総裁が19日の講演で「米連邦準備理事会(FRB)はインフレ率を目標の2%に戻すため、あらゆる措置を講じる」と述べるなど、足もとでFRB高官のタカ派的な発言が相次いでいることもあり、この日の東京市場でもドル買い優勢の展開となっている。また、エネルギー価格の高騰がユーロ圏の景気を冷やすとの見方などからユーロ売り・ドル買いが目立ち、この流れが波及し対円でドル買いが入りやすくなっている面もあるようだ。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0026ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0060ドル強のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=137円62銭前後と同30銭弱のユーロ安・円高で推移している。

出所:MINKABU PRESS

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