市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):マツキヨココ、SBG、フリー

マツキヨココ <日足> 「株探」多機能チャートより
■マツキヨココ <3088>  5,430円  +290 円 (+5.6%)  本日終値
 12日に決算を発表。「4-6月期(1Q)経常は70%増益で着地」が好感された。
 マツキヨココカラ&カンパニー <3088> [東証P] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比69.7%増の135億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の240億円に対する進捗率は56.5%に達し、5年平均の48.9%も上回った。
  ⇒⇒マツキヨココの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「0.50%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の0.50%にあたる70万株(金額で36億円)を上限に、8月15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,900円  +290 円 (+5.2%)  本日終値
 ソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸。全体相場が先物主導で一段と上値指向を強めるなか、日経平均寄与度の高い同社株にはインデックス買いが株価に浮揚効果を与えている。また、直近では日証金で貸株が急増し貸借倍率が0.1倍と大幅に売り長の状態にあり、株式需給面でもショートカバーなど踏み上げ相場の思惑が漂っている。業績面では低迷を余儀なくされ、23年3月期第1四半期(22年4~6月)の最終損益は3兆1627億円の大幅赤字で、四半期としては前例がない過去最大の損失を記録した。株価面ではいったん売りを誘発したものの、実需売りだけでなく空売りも高水準だったもよう。その後は全体地合いの改善にも助けられ、結果的に決算発表後の急落がダメ押しとなり、その後は悪材料出尽くし感からの買い戻しにつながっている。

■フィックスターズ <3687>  1,180円  +34 円 (+3.0%)  本日終値
 フィックスターズ<3687>がカイ気配スタートで大幅続伸。顧客企業のソフトウェアを高速化する技術で強みを発揮し、足もとの業績もソリューション事業の好調が後押しして急拡大をみせている。前週末12日取引終了後に発表した22年9月期第3四半期(21年10月~22年6月)決算は営業利益が前年同期比2.3倍の12億500万円と高変化を示し、これを評価する買いを呼び込んでいる。株価は7月27日に1240円の年初来高値をつけてから調整局面にあったが、それだけに値ごろ感も意識され、目先切り返し急となっている。

■PR TIMES <3922>  2,391円  +41 円 (+1.7%)  本日終値
 PR TIMES<3922>が続伸。前週末12日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を3万500株(発行済み株数の0.22%)、または8000万円としており、取得期間は8月15日から24日まで。

■関東電化工業 <4047>  966円  +1 円 (+0.1%)  本日終値
 関東電化工業<4047>が小幅続伸。岩井コスモ証券は12日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価を1240円から1280円に引き上げた。第1四半期(4~6月)の連結営業利益は前年同期比58.1%増の36億2500万円と想定以上の好調なスタートを切った。精密化学品事業は半導体製造装置用特殊ガス及び電池材料がともに価格修正と販売数量増で伸びたほか、基礎化学品事業もか性ソーダなどの値上がりが浸透し増益となった。同社は今上期業績予想を増額修正したが、23年3月通期の見通しは据え置いた。ただ、同証券では通期も上振れが濃厚と指摘。今期営業利益は109億円(前期比2.4%減)の予想に対して119億円を見込んでいる。

■フリー <4478>  2,897円  -573 円 (-16.5%)  本日終値
 フリー<4478>が急反落。前週末12日の取引終了後に22年6月期決算を発表。最終損益が前の期から大幅な赤字拡大となる116億900万円の赤字で着地したことが嫌気されたようだ。引き続き販管費が重しとなったほか、中長期戦略に基づく特別損失の計上が響いた。増収基調は継続しており、売上高は前の期比40.2%増の143億8000万円となった。同時に発表した23年6月期業績予想は、売上高が前期比30.9%増の188億2100万円の見通し。

■スノーピーク <7816>  2,338円  -406 円 (-14.8%) 一時ストップ安   本日終値  東証プライム 下落率3位
 スノーピーク<7816>が急反落。前週末12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を327億円から318億円(前期比23.7%増)へ、営業利益を52億3200万円から38億5000万円(同0.8%増)へ、純利益を33億円から24億8000万円(同9.1%減)へ下方修正したことが嫌気された。同時に発表した第2四半期累計(1~6月)決算は、概ね計画通りに推移したものの、第3四半期に入りファミリー層顧客が新規でキャンプを始める動きに鈍化がみられ、新規キャンパー向け高単価商品の販売が減少したことが要因。また、外貨建て仕入れの想定為替レートを1ドル=115円から135円へ変更したことに伴う仕入れ原価の上昇と一部資材高騰の影響を織り込んだという。第2四半期累計決算は、売上高156億9600万円(前年同期比34.5%増)、営業利益25億5900万円(同58.6%増)、純利益17億1200万円(同51.4%増)だった。

■ネットプロ <7383>  541円  -91 円 (-14.4%)  本日終値  東証プライム 下落率4位
 12日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は赤字転落で着地」が嫌気された。
 ネットプロテクションズホールディングス <7383> [東証P] が8月12日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は1400万円の赤字(前年同期は2億3600万円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒ネットプロの詳しい業績推移表を見る

■カルタHD <3688>  1,741円  -178 円 (-9.3%)  本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常を一転27%減益に下方修正」が嫌気された。
 CARTA HOLDINGS <3688> [東証P] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比25.5%減の24.6億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の59億円→41億円(前期は56.1億円)に30.5%下方修正し、一転して27.0%減益見通しとなった。
  ⇒⇒カルタHDの詳しい業績推移表を見る

■プレサンス <3254>  1,510円  -144 円 (-8.7%)  本日終値
 12日に決算を発表。「4-6月期(3Q)経常は55%減益、今期配当を3円増額修正」が嫌気された。
 プレサンスコーポレーション <3254> [東証S] が8月12日大引け後(15:30)に決算を発表。22年9月期第3四半期累計(21年10月-22年6月)の連結経常利益は149億円となり、通期計画の178億円に対する進捗率は84.1%となった。同時に、今期の年間配当を従来計画の32円→35円(前期は16円)に増額修正した。
  ⇒⇒プレサンスの詳しい業績推移表を見る

■リブセンス <6054>  213円  +50 円 (+30.7%) ストップ高   本日終値
 リブセンス<6054>がストップ高。同社は成功報酬型のビジネスモデルを特長とする求人情報サイトを運営する。コロナ禍の影響に伴う人材不足で求人需要がここ急速に高まっており、顧客に対する拡販努力と相まって、業績は会社側の計画を上回り絶好調に推移している。前週末12日取引終了後に22年12月期業績予想の修正を発表、営業損益は従来見通しの2億8000万円の赤字から一転して2億2000万円の黒字に上方修正しており、これがポジティブサプライズとなり、投資資金が集中した。

■トレンダーズ <6069>  1,709円  +300 円 (+21.3%) ストップ高   本日終値
 トレンダーズ<6069>に投資資金が集中攻勢、カイ気配のまま水準を切り上げ、前週末比300円高はストップ高となる1709円に買われた。同社はネットを活用したマーケティング支援ビジネスを展開、インフルエンサーネットワークを強みとしている。ここトップラインの急拡大に加え、先行投資負担の一巡で利益も大幅な伸びを示している。前週末12日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.1倍の4億3300万円と急増した。対通期進捗率も50%を超えた。これを材料に買い人気が加速した。株価は7月下旬以降調整局面にあったが、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線をサポートラインに一気に切り返す形となり、値ごろ感に着目した短期資金の追随買いを誘っている。

■ブロードマインド <7343>  885円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 ブロードマインド<7343>が150円高はストップ高となる885円に買われた。前週末12日の取引終了後、クレディセゾン<8253>との間で資本・業務提携したと発表しており、これが材料視されたようだ。セゾンカード会員向けにファイナンシャルアドバイスサービスの提供拡大などを図っていく。提携に伴い、クレセゾンは市場外での相対取引によりBマインド株を100万株取得する。取得後の保有割合は18.98%となる見通し。あわせて発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の決算は、売上高が前年同期比4.8%増の8億5600万円、営業利益が同30.4%増の1億3100万円だった。


●ストップ高銘柄
 ディー・ディー・エス <3782>  85円  +30 円 (+54.6%) ストップ高   本日終値
 テスク <4349>  3,960円  +700 円 (+21.5%) ストップ高   本日終値
 など、21銘柄

●ストップ安銘柄
 窪田製薬HD <4596>  199円  -80 円 (-28.7%) ストップ安   本日終値
 ペッパーフードサービス <3053>  306円  -80 円 (-20.7%) ストップ安   本日終値
 ウェルビー <6556>  666円  -150 円 (-18.4%) ストップ安   本日終値
 いつも <7694>  751円  -150 円 (-16.7%) ストップ安   本日終値
 クリングルファーマ <4884>  555円  -100 円 (-15.3%) ストップ安   本日終値
 など、5銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均