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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 権利行使価格2万7875円固めから、引けにかけて2万8000円を捉えてくる展開も


 日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万7900円(+0.54%)前後で推移。寄り付きは2万7920円と、シカゴ日経平均先物(2万7975円)にサヤ寄せする格好から買い先行で始まった。開始直後につけた2万7930円を高値に軟化し、現物の寄り付き直後には2万7730円と下落に転じる場面も見られた。下方修正を発表したソニーグループ <6758> [東証P]がウリ気配から始まったほか、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]の弱い値動きが重荷となった。ただし、下値の堅さも意識されており、前引けにかけて持ち直し、寄り付き水準を回復している。

 日経225先物は寄り付きから20分間程度でつけた価格レンジで推移しており、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが窺える。5日移動平均線が位置するオプション権利行使価格の2万7750円近辺での底堅さから、ショートは仕掛けづらい需給状況と見られる。上の権利行使価格2万7875円を固めてくるようだと、引けにかけてのインデックス買いにより2万8000円を捉えてくる可能性も意識されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.28倍に低下した。ソニーグループの下落影響から想定された低下である。一方で、52週線水準まで低下してきたことから、リバウンドを想定したNTロングによるスプレッド狙いの動きは入りやすいだろう。

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