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【材料】ワールプールが決算受け上昇=米国株個別

 家電メーカーのワールプール<WHR>が上昇。引け後に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、売上高は予想を下回ったものの、1株利益が予想を上回った。一方、通期については下方修正した。主にロシア事業の売却損とEMEA資産の減損で7.47億ドルの影響を受け、1株利益を6.62ドル押し下げると見ている。約4億ドルの自社株買いと配当を実施し、年間15億ドル超の株主還元を目指すとしている。

 通期利益見通しの下方修正についてアナリストからは、「単に必要なバンドエイドの裂け目を引っ張っただけ」との評価も出ていた。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):5.97ドル(予想:5.24ドル)
・売上高:51.0億ドル(予想:52.4億ドル)
  北米:29.6億ドル(予想:31.5億ドル)
  EMEA:10.1億ドル(予想:12億ドル)
  中南米:7.87億ドル(予想:7.81億ドル)
  アジア:3.38億ドル(予想:2.56億ドル)
・EBIT(調整後):4.61億ドル(予想:4.45億ドル)
・FCF:3.97億ドル(予想:2.23億ドル)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):22~24ドル(従来:24~26ドル)(予想:23.9ドル)
・売上高:207億ドル(予想:218億ドル)
・FCF:12.5億ドル

(NY時間10:42)
ワールプール<WHR> 168.59(+3.94 +2.39%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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