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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は一時14.18倍と支持線レベルまで低下、短期的なリバランスは一巡か


 日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万7660円(-0.14%)前後で推移。寄り付きは2万7620円と、シカゴ日経平均先物(2万7755円)を下回り、売り先行で始まった。現物の寄り付き直後には2万7690円まで下げ幅を縮める場面も見られたもののプラスに転じられず、反対に前場半ばにかけて軟化すると、一時2万7520円まで売られた。ただし、前引けにかけて持ち直し、ランチタイムでは寄り付き直後につけた高値水準を回復。

 日経225先物は予想以上に弱く始まったが、オプション権利行使価格の2万7500円辺りで下げ渋りを見せており、前引けにかけて買い戻された格好であろう。グローベックスの米株先物がマイナス圏で推移していたほか、半導体株の一角で米系証券による投資判断引き下げが観測されていたことも重荷となった。この影響で相対的にTOPIX優位の動きとなり、NT倍率は先物中心限月で一時14.18倍まで低下し、支持線として意識される75日移動平均線まで下げてきた。

 日経225先物は前場半ばにかけての下げに対するカバーは一巡したと見られ、NTスプレッドも75日線までの低下で短期的なリバランスは一巡した感がある。上値の重さが意識されるようだと再びショートに振らされる可能性はあるが、ややリバウンドを試す動きも入りやすいところであろう。

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