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【市況】14日の株式相場見通し=もみ合いか、米CPIショックも下値抵抗力発揮

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、強弱観対立のなか2万6000円台半ばでもみ合う動きとなりそうだ。前日の欧州株市場では景気後退への警戒感がくすぶるなか主要国の株価指数が全面安となったほか、米国株市場でもNYダウが4日続落するなど下値模索の動きが続いている。注目された6月の米CPIは前年同月比9.1%上昇と市場コンセンサスを大きく上回った。これを受けて7月のFOMCで1.0%の利上げが行われる可能性も意識され、リスク回避の売り圧力が強まった。ただ、NYダウは朝方に460ドル以上下落する場面もあったものの後半下げ渋ったほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下げ幅はわずかにとどまっている。東京市場では景気敏感株を中心に向かい風の強い環境にあるが、外国為替市場ではドル買いの動きが強まり、一時1ドル=137円台後半まで円安が進んでいることで全体相場を下支えする材料となる。日経平均2万6000円近辺では押し目買いニーズも強く、下値抵抗力を発揮しそうだ。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比208ドル54セント安の3万772ドル79セントと4日続落。ナスダック総合株価指数は同17.146ポイント安の1万1247.582だった。

 日程面では、きょうは5月の鉱工業生産確報値、20年物国債の入札など。海外では6月の米生産者物価指数(PPI)など。

出所:MINKABU PRESS

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