市場ニュース

戻る
 

【材料】ツイッターが下落 マスク氏が買収合意を取り止め=米国株個別

 ツイッター<TWTR>が下落。先週末の引け後にマスク氏がツイッターの買収合意を取り止めたとツイッターに通知した。先週、買収合意は深刻な危機にあると伝わっていたが、マスク氏のチームはツイッターのスパムアカウントに関する数値を検証不可能と判断し、同チームは440億ドルの買収のための資金調達に関するいくつかの議論にも、関与するのを取り止めたとも報じられていた。

 ツイッターはスパムなどのボットがユーザー全体の5%未満との主張を繰り返しているが、マスク氏はこの数字が実際にはもっと高いと指摘しており、ツイッターが主張する数字について確認が取れない限り買収合意から身を引くと警告していた。

 これを受けてツイッター側は法的措置を準備しているという。

 アナリストからはマスク氏の買収提案が完全に決裂すれば、株価は23.50ドルまで下落してもおかしくはないとの指摘も出ている。このプロセスとオンライン広告業界が直面している逆風によって、SNSセクターは業績への警戒感が強まっているという。

 ツイッターはマスク氏による買収の材料で、同社が置かれているファンダメンタルズが蚊帳の外に置かれていた面もある。

(NY時間09:44)
ツイッター<TWTR> 34.50(-2.32 -6.29%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均