市場ニュース

戻る
 

【市況】株価指数先物【寄り前コメント】 オプション権利行使価格の2万6000円~2万6250円辺りのレンジを想定


大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 26230 +50 (+0.19%)
TOPIX先物 1872.5 +4.0 (+0.21%)
シカゴ日経平均先物 26245 +65 (時間外)
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 4日の米国市場は、独立記念日の祝日で休場。シカゴ日経225先物(9月限)清算値(時間外)は、日中大阪比65円高の2万6245円で終えた。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比10円安の2万6170円で始まり、直後につけた2万6100円を安値に切り返し、一時2万6270円まで買われプラスに転じた。ただし、米国市場が休場で手掛かり材料に欠けるほか、グローベックスの米株先物が小安く推移するなか、2万6190円~2万6270円でのレンジ推移を継続し、2万6230円で取引を終えた。

 日経225先物は方向感のつかみづらい展開になりそうだ。チャート上では5日移動平均線水準に上値を抑えられる格好であり、休場明けの米国市場の動向を見極めたいとのムードから仕掛け的な商いも限られるだろう。また、バイデン大統領が今週にも中国の消費財に対する米関税の一部適用除外を発表する可能性があると一部関係筋の話として報じられており、ショートも仕掛けづらいところだ。

 もっとも、国内の需給要因としては、パッシブ型の上場投資信託(ETF)の決算に伴う分配金を確保するための売りが警戒されている。この需給要因が通過するまでは積極的にポジションを取る参加者は限られ、短期的には戻りの局面でショートが入りやすい。5日線を明確に上放れてくるようだとリバウンドの動きを見せてくる可能性はありそうだが、戻り売りスタンスになろう。

 また、昨日のNT倍率は先物中心限月で14.01倍に低下した。一時13.97倍まで下げており、5月10日以来の14.00倍を下回っている。2点底形成から、いったんはNTショートの巻き戻しが意識されそうだが、調整トレンドは継続しているため、これまでの支持線であった14.10倍辺りへの戻りの鈍さが見られるようであれば、NTショートで対応したい。

 週末のETFの決算に絡んだ売り需要については、TOPIX型も含まれているものの、弱い値動きが続く東京エレクトロン <8035> [東証P]など、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の影響を受ける日経平均型の弱さが相対的に目立つ形になりそうだ。

 日経225先物は5日線を挟んでの推移から、オプション権利行使価格の2万6000円~2万6250円辺りのレンジを想定しておきたい。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均