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【特集】横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」―(23)下降・横ばいトレンドでのエントリーポイントと売買手法

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

 個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

 世界では進行が止まらないインフレを抑え込むために多くの国々が利上げを行っています。ただ、物価上昇はなかなか沈静化せず、利上げによって景気が減速するのではないかといった懸念が高まる状況になってきています。そのため、日米ともに株式市場はボラティリティ(変動率)の高い展開が続いており、日経平均株価は6月初めにいったんは2万8000円台を回復したのですが、中旬には2万6000円割れまで急落するなど乱高下を繰り返しています。

 では、ここで日経平均株価の動きをチャートで見てみましょう(図1)。少し長い期間でチャートを眺めると、日経平均株価は2021年後半から22年3月に下げ止まるまで右肩下がりであることがわかります。株で儲けようと思うのならば、本来は株価が右肩下がりにある銘柄は避けた方がよいといえます。ただ、株式市場の地合いが悪化してくると、市場全体の動きを表す日経平均株価は右肩下がりとなり、個別でも右肩下がりで推移する銘柄が増えてきます。

図1 日経平均株価 日足チャート
【タイトル】

 株価が右肩下がりの銘柄を売買する時、どこで買い、どこで売り抜ければよかったと思いますか?
 
 トレンドはいったん発生すると、転換するまでそのトレンドが継続します。株価が上昇トレンドを描く場合は上昇基調が、下降トレンドを描く場合は下落基調が、それぞれある程度の期間継続するということです。そこで、今回は下降トレンドが発生した場合に、どのようにして売買するポイントを分析し、どう売買していけばよいのか、トレンド分析を実際の売買に活かす売買手法とエントリーポイントをみていきましょう。



 



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