【材料】スマート・グローバルが決算受け大幅安　ガイダンスが予想を大きく下回る＝米国株個別

　半導体メモリー製造のスマート・グローバル<SGH>が大幅安。前日引け後に３－５月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、第４四半期のガイダンスも公表しており、１株利益、売上高とも予想を大きく下回ったことが嫌気されている。なお、ストラタス・テクノロジーズ社を現金２．２５億ドルで買収すると発表した。

　アナリストはブラジルでの弱さを指摘。ブラジルでのメモリ事業の弱さと、同地域の消費の軟調さが重石となっていると指摘。ブラジルでは消費に逆風が吹いているが、それ以上に懸念されるのは、顧客が国内生産モジュールよりも安価な中国製メモリーを購入していることだという。

　なお、ストラタスの買収については、リテール向け事業からの多角化を促進するもだと期待感が示されている。

（３－５月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.87ドル（予想：0.76ドル）
・売上高：4.62億ドル（予想：4.55億ドル）
・粗利益率（調整後）：25.7％（予想：25.0％）
・EBITDA（調整後）：6397万ドル（予想：6720万ドル）

（６－８月・第４四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.55～0.75ドル（予想：0.84ドル）
・売上高：4.2～4.6億ドル（予想：4.8億ドル）
・粗利益率（調整後）：23.5～25.5％（予想：25.1％）

（NY時間10:18）
スマート・グローバル<SGH>　16.31（-3.98　-19.60%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美