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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 予想以上のギャップアップにより、一時は節目の2万7000円が射程に入る


 日経225先物は11時30分時点、前日比330円高の2万6610円(+1.25%)前後で推移。寄り付きは2万6750円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6510円)を大きく上回り、ギャップアップで始まった。抵抗線だった75日移動平均線を一気に捉えてきたことでショートカバーを交えた強い動きとなり、前場半ばには一時2万6900円まで買われた。ただし、節目の2万7000円を目前に上げ幅を縮めて75日線を割り込むと、ロングで入った向きのクローズが強まり、前引けにかけて2万6600円まで押し戻された。

 予想以上のギャップアップによって一気にオプション権利行使価格の2万6750円を捉えると、その後の上昇で2万6875円の権利行使価格もクリアし、2万7000円に接近した。ただ、結果としては直近で2000円超下げた部分の3分の1戻し程度であり、自律反発の域は脱せなかった。もっとも、グローベックスの米株先物は小幅ながらプラス圏で推移しているほか、円相場は1ドル=134円半ばと朝方からはやや円安に振れている。日米金利差を狙った海外勢による資金流入が期待されるなか、権利行使価格の2万6625円~2万6875円辺りのレンジを想定しておきたいところだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.20倍と横ばいでの推移だった。朝方に14.29倍まで切り上がったが、その後はNTロングの巻き戻しとなったようだ。

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