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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ファストリ、シュッピン、フェローテク

ファストリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■キョウデン <6881>  619円  +34 円 (+5.8%)  11:30現在
 キョウデン<6881>が急反発している。同社は15日取引終了後に、22年3月期を初年度とする5カ年の中期経営計画を更新。最終年度となる26年3月期の連結売上高目標を従来の846億円から942億円(22年3月期実績は573億5800万円)に上方修正したことが好感されているようだ。営業利益の目標は従来通り125億円(同50億9600万円)で据え置いた。主要製品であるプリント配線板を取り巻く市場が半導体、電子機器、自動車、産業機器分野で想定以上に伸長しているなか、足もとの受注環境が好調に推移していることが主な要因だとしている。

■積水ハウスR <3309>  79,500円  +4,000 円 (+5.3%)  11:30現在
 15日に決算を発表。「今期経常は4%増益へ」が好感された。
 積水ハウス・リート投資法人 <3309> [東証R] が6月15日大引け後(15:00)に決算を発表。22年4月期の経常利益は前の期比20.8%減の67.4億円になったが、22年10月期は前期比3.7%増の69.9億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒積水ハウスRの詳しい業績推移表を見る

■ソフトウェア・サービス <3733>  6,400円  +320 円 (+5.3%)  11:30現在
 ソフトウェア・サービス<3733>が大幅高で3日続伸。15日の取引終了後に発表した5月度の売上高が前年同月比1.5%増の15億5400万円となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。また、受注高は同2.4倍の22億4100万円に拡大し、受注残高も同65.1%増の87億3700万円に膨らんでいる。

■イオンファンタジー <4343>  2,593円  +119 円 (+4.8%)  11:30現在
 イオンファンタジー<4343>が4日ぶりに大幅反発。15日の取引終了後に発表した5月度の国内既存店売上高が前年同月比45.2%増に伸び、15カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。プライズ部門では人気動画チャンネル「エガちゃんねる」とコラボレーションした限定景品・カプセルトイが売り上げを牽引したほか、戦略的に出店を加速させているカプセルトイ部門も好調だった。

■ファーストリテイリング <9983>  69,440円  +2,300 円 (+3.4%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が大幅続伸。SMBC日興証券は15日、同社株の投資評価を「2」から「1」へ引き上げた。目標株価は6万7000円から7万8000円に見直した。中国のロックダウン縮小などで23年8月期での業績改善余地が膨らんでいるほか、日本での値上げに向けた準備状況などを考慮し、投資評価を引き上げた。同証券では22年8月期の連結営業利益を従来予想の2899億円から2936億円(会社計画2700億円)に、23年8月期の同利益を3365億円から3479億円にそれぞれ増額修正している。

■シュッピン <3179>  1,444円  +44 円 (+3.1%)  11:30現在
 シュッピン<3179>が大幅反発。15日の取引終了後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.43%にあたる30万株または4億2000万円を上限に、16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表しており、これを好感する買いが入っている。

■フェローテク <6890>  2,720円  +80 円 (+3.0%)  11:30現在
 フェローテックホールディングス<6890>が大幅反発。前日の米ハイテク株高を受け、きょうの東京市場でも半導体セクターなどに買い戻しの動きが活発化している。そのなか、半導体製造装置向け部品を手掛け、特に真空シールで断トツの商品競争力を誇る同社株にも物色の矛先が向いている。同社は前日にマレーシアの製造子会社において日本円にして総額約161億5000万円を投じ、新工場建設を行うことを発表、これが株価を改めて刺激する格好となっている。

■日経レバ <1570>  13,335円  +330 円 (+2.5%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が5日ぶり急反騰、一時4%を超える上昇で1万3605円まで上値を伸ばした。日経平均株価に連動する仕組みで組成されたETFで、価格変動率が日経平均の2倍に設定されている。ここ全体軟調地合いが続くなか、前日までの4営業日で2000円近い下落をみせていたが、きょうはリバウンド狙いの買いを呼び込んでいる。売買代金は9時15分現在、プライム上場企業で首位のソフトバンクグループ<9984>の2倍以上の水準をこなしており、投資家の日経レバに対する関心の高さを裏付けている。

■ファンコミ <2461>  395円  +7 円 (+1.8%)  11:30現在
 ファンコミュニケーションズ<2461>は反発。15日の取引終了後に発表した5月度の月次業績速報で、連結ベースの取り扱い高が前年同月比5.0%増の25億2632万1000円となり、2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。スマートフォン向け運用型広告サービスのADコミュニケーション事業が同13.9%減と落ち込んだが、主力のアフィリエイト広告サービスのCPAソリューション事業が同10.6%増となったことが牽引した。なお、連結ベースの売上高は6億6032万6000円だった。1月から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため前年との比較はない。

■ヤマトホールディングス <9064>  2,100円  +21 円 (+1.0%)  11:30現在
 ヤマトホールディングス<9064>は6日ぶりに反発。15日の取引終了後、875万700株(発行済み株数の2.25%)の自社株を6月23日付で消却すると発表しており、これが好材料視されている。なお、消却後の発行済み株数は3億7982万4892株となる予定だ。

■東京エレクトロン <8035>  51,120円  +120 円 (+0.2%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が買い優勢、8日ぶりに反発。前日までの7営業日で1万円近い下げをみせていたが、満を持してきょうはリバウンド局面に移行している。また、レーザーテック<6920>も上値を指向、半導体製造装置関連の主力銘柄は総じて堅調な動き。前日の米国株市場ではFOMC通過後に主要株価指数が揃って高くなり、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は2.5%の上昇をみせた。また、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続伸しており、これを受けて東京市場でも半導体セクターを買い戻す動きが誘発された。ただ、足もと外国為替市場でドル・円相場が乱高下するなど不安定な動きをみせていることもあり、買い一巡後は戻り売りも意識されやすい。

■タメニー <6181>  129円  +30 円 (+30.3%) ストップ高   11:30現在
 タメニー<6181>が7日ぶりに急反発。15日の取引終了後、滋賀県からオンライン婚活支援センターの運営を受託したと発表しており、これが好材料視されている。滋賀県では、少子化対策の一環として婚活支援を強化しており、オンライン型「(仮称)しが出会いサポートセンター」の運営と人工知能(AI)などを活用したマッチングシステムを構築する方針としていた。今回、オンライン婚活支援センターの運営受託と併せて、AIを活用した結婚支援システム「parms」を提供することも決定した。10月からセンターの運営とシステムの運用を開始する予定だ。

■ベビーカレンダー <7363>  2,558円  +500 円 (+24.3%) ストップ高買い気配   11:30現在 (訂正)
 ベビーカレンダー<7363>はストップ高カイ気配となっている。15日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を4万株(発行済み株数の4.38%)、または1億円としており、取得期間は6月16日から12月31日(約定日ベース)まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行のために取得するとしている。

■キャンバス <4575>  416円  +80 円 (+23.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 キャンバス<4575>がストップ高カイ気配。80円高はストップ高となる416円に張りついている。15日の取引終了後、膵臓がん3次治療を対象とした新薬候補「CBP501」について、米国で実施している臨床第2相試験ステージ1の3剤併用投与群(CBP501・シスプラチン・ニボルマブ)で部分奏効1例が確認されたと発表。これを材料視した物色が向かっているようだ。部分奏功とは、治療前に比べて標的病変の長径の合計が30%以上縮小した状態が一定期間継続すること。部分奏効が確認された患者は、現時点で4.5カ月にわたる無増悪生存が観察されており、同臨床試験の主要評価項目である3カ月無増悪生存をクリアした症例のひとつとなったという。会社側では、これにより第2相試験のステージ2をスキップして第3相試験を始められるシナリオの実現可能性が上昇したとしている。

■クックビズ <6558>  1,037円  +150 円 (+16.9%) ストップ高買い気配   11:30現在
 クックビズ<6558>はストップ高カイ気配。15日の取引終了後、22年11月期の単独業績予想について、売上高を13億~14億円から14億5000万円(前期比40.1%増)へ、営業利益を5000万円から9000万円(前期3億3800万円の赤字)へ、純利益を3000万円から7500万円(同4億2200万円の赤字)へ上方修正しており、これを好感した買いが流入している。求人ニーズが想定より堅調に推移したことに加えて、今期から採用総合パッケージの受注が加わり顧客ニーズに合ったサービス展開を推進できていることが要因としている。また、コストコントロールを継続して徹底できていることも寄与する。

●ストップ高銘柄
 NFCホールディングス <7169>  1,780円  +300 円 (+20.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 マツモト <7901>  7,190円  +1,000 円 (+16.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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