【材料】クーパーが決算受け軟調　ドル高による逆風が予想以上に大きいとの指摘も＝米国株個別

　ソフトコンタクトレンズ製品の製造販売を手掛けるクーパー<COO>が軟調。前日引け後に２－４月期決算（第２四半期）を発表し、売上高は予想を上回ったものの、１株利益は予想を下回った。ガイダンスも公表しており、通期の１株利益の見通しを下方修正している。

　ドル高による逆風が予想以上に大きいとの指摘が聞かれた。堅調な成長を示しているものの、第３四半期もドル高による逆風が続くと見ているようだ。今期はドル高の影響で調整後の粗利益率が６７％に低下し、変動金利の利払いも１１００万ドル発生した。

（２－４月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：3.24ドル（予想：3.37ドル）
・売上高：8.30億ドル（予想：8.18億ドル）
　　クーパービジョン：5.54億ドル（予想：5.48億ドル）
　　クーパーサージカル：2.76億ドル（予想：2.68億ドル）
・研究開発費：2630万ドル（予想：2670万ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：13.09～13.29ドル（従来：13.70～14.20ドル）（予想：13.66ドル）
・売上高：32.8～33.1億ドル（従来：32.6～33.3億ドル）

（NY時間10:21）
クーパー<COO>　349.70（-3.11　-0.88%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美