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【特集】TOKAI Research Memo(3):2022年3月期は会社計画を上回る増収増益を達成、4期連続で過去最高を更新

TOKAI <日足> 「株探」多機能チャートより

■業績動向

1. 2022年3月期の業績概要
TOKAIホールディングス<3167>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比7.1%増の210,691百万円、営業利益で同3.7%増の15,794百万円、経常利益で同3.9%増の15,907百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同1.7%増の8,969百万円といずれも会社計画を上回る増収増益となり、4期連続で過去最高を更新した。2022年3月期より会計方針を変更したことに伴い売上高で約36億円の減少要因となったが、販管費も同程度額分減少したため、営業利益への影響は軽微であった。

売上高は継続取引顧客件数の拡大に伴う月額課金収入の増加に加え、エネルギー事業における仕入価格に連動した販売価格の上昇、法人向け情報通信事業の拡大、建築設備不動産事業におけるM&A効果などが増収要因となった。2022年3月期末の継続取引顧客件数は前期末比95千件増加の3,194千件とほぼ計画どおりであり、LPガス事業やCATV事業を中心に着実に積み上げた。また、TLC会員サービス※の会員数についても同107千件増加の1,086千件と順調に拡大した。

※TLC会員サービスとは、同社グループのサービス利用者が入会できるサービスで、利用額に応じてポイントが付与されるほか、会員限定特典サービス等を受けることができる。


利益面では、エネルギー事業やアクア事業を中心に顧客獲得コストが15億円強増加したほか、ワークスタイル改革に伴う環境整備費用4億円弱を計上したものの、顧客件数増加に伴うCATV事業の増益や法人向け情報通信事業、建築設備不動産事業の増益等で吸収し、増益を確保した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《EY》

 提供:フィスコ

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