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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 権利行使価格2万7250円~2万7500円のレンジ上限接近でショートカバーが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比210円高の2万7470円(+0.77%)前後で推移。寄り付きは2万7270円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7180円)を上回って始まった。祝日明け31日の米国市場は下落したが、想定の範囲だったとして買い戻しが先行した。為替市場で円安が進んだほか、グローベックスの米株先物でNYダウ先物が200ドルを超える上昇で推移していることなども手掛かり材料になったようだ。日経225先物は寄り付きの2万7270円を安値にリバウンドを強め、一時2万7490円まで上げ幅を広げる場面が見られた。

 日経225先物はやや利食い先行から始まると見られていたが、寄り付きの段階でオプション権利行使価格の2万7250円を上回って始まったことにより、2万7375円を中心とした上下の権利行使価格である2万7250円~2万7500円のレンジに移行。さらにレンジ上限に接近してきたことで、ヘッジ対応の動きが強まる格好となっている。節目の2万7500円処では強弱感が対立するものの、これをクリアしてくるようだと4月の戻り高値2万7760円が次のターゲットとして意識されてくる可能性があり、ショートカバーを狙ったロング勢による仕掛け的な動きもあるだろう。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.16倍に低下し、支持線として意識されている75日移動平均線水準まで低下してきた。

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