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【市況】アジア株 香港株は大幅上昇、決算発表のアリババとバイドゥが急騰、イベント通過で安心感広がる

アジア株 香港株は大幅上昇、決算発表のアリババとバイドゥが急騰、イベント通過で安心感広がる

東京時間10:59現在
香港ハンセン指数   20723.81(+607.61 +3.02%)
中国上海総合指数  3144.29(+21.18 +0.68%)
台湾加権指数     16210.49(+241.66 +1.51%)
韓国総合株価指数  2640.59(+28.14 +1.08%)
豪ASX200指数    7169.20(+63.32 +0.89%)

アジア株は総じて上昇、前日の米株大幅高を好感して買い優勢で始まった。

香港株は大幅上昇、1週間ぶり高値をつけている。決算発表したアリババが12.3%高、バイドゥが15.5%高と急騰している。アリババの第1四半期決算の売上高は上場以降で最も低い伸びを記録したが、市場予想を上回った。バイドゥの売上高は前年同期比で1%増と微増だったが、市場予想を上回った。2社とも決算の内容はいいとは言えないが、イベント通過で市場では安心感が広がっているもよう。そのほかのハイテク関連も連れ高に。美団は5.9%高、JDドットコムは4.6%高、ネットイースは4.5%高。中国銀行やHSBCなど金融株も総じて上昇。医療品や不動産株も買われている。

上海株は0.68%高、政策期待の買いが続いている。ただ、景気減速に対する懸念は一段と高まっている。きょう発表された中国4月の工業企業利益は8.50%減と2020年4月以来、2年ぶりに減少した。感染拡大に伴うロックダウンで上海や吉林で生産が停止したことが影響した。また報道によると、天津市で水曜日に18人の新規感染者が出たことから、中央地区の1つを封鎖しコロナ検査を再び実施するもよう。上海市の一部地域でも規制が強化されるなどしており、政府の掲げる「ゼロコロナ」達成までは、規制強化と緩和、解除がひたすら繰り返されるもよう。

出所:MINKABU PRESS

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